ども。福岡でコンサル会社をやっているハリーでございます。
本業とは関係ない所で、2016年11月から始まった
「大学生をその辺のサラリーマンより仕事出来るようにするぜプロジェクト」
(あれ、そんな話だったっけ・・・)
スタートからいつの間にか2年が経過しました。
ゲイバー通いの2年生女子(ノンケ)がいつの間にか4年生になって立派に仕事をこなすようになり
1年前にひよこのように参加してきた7名は、驚くほど仕事ができるように成長し
(7名のうち1名は、自分の事業をやりたいからと離脱。これは当初からの予想通り)
それまでの途中経過は過去の記事をご覧いただければ…
つらつらと現メンバーについて
昨年参加のメンバーについては、最初3か月ほどの初期教育を終えた時、何となく一区切り着いたところで話し合いの場を設けて「どうする? この先はマジな世界だけど、やる?」
みたいな感じでみんなの覚悟を聞いた。
そうすると、意外にも「やります」とみんなから答えが返ってきた。とてもいいことだと思った。
(くっくっくっ、これからがほんとうの地獄だとは知らずに・・・)
実質6名のメンバーを、2チームに分けて仕事を持たせた。片方は地場の醤油醸造元の会社さん、もう片方は自分が所属しているサークルのウェブサイト制作を担当。
途中もブログに書いたけど、「セルフマネジメント」の原則に則って基本放置(と言いながら、もちろん手心は加えた)。
醤油チームは会社訪問したり、忙しい社長に電話かけたりメールしたり、返事なくて悶々としたり…
その間、デザイン面を強化するためにイラレとフォトショを学生が使用できるよう環境整備(金は僕が出す)。後、2回くらい飲み会したかな。月に1~2回集まって現状共有しながら、後はLINEで全てやり取り。チームと顧客とのやり取りには僕は一切入らない。後は野となれ山となれ。
確か今年の2月くらいからチームのやり取りが始まったけど、最初は何かを言わなくちゃとずっと思ってた気がする。うまく行ってないんじゃないかとか、報連相ちゃんと教えてないんじゃないか、とか。色々考えた。
でも、ぜんぶそれやめた。
セルフマネジメントを基本にしつつ、時折思い出したときに確認してみて、うまく行ってなかったら何か言う事にした。でも確か、時々かなり厳しいことを言ってたと思う。そりゃ、完全放置はダメですよ。
最近本人から聞いた話だけど、うまく案件が進まなくて僕から数回厳しく言われたことがイヤで、やめたかったそうな。でも、根性ある子だったし、やめなかった。えらいえらい。その経験、社会人で初めてだと、相当つらくなって辞める。
サークルのチームは、多少障害がありながらも何とか4月までに完成できた。醤油チームは、結局当初のスケジュールから大幅にずれて、最近ようやくほぼ完成して公開した。途中で仕様変更があった(通販機能を入れることが決まって、めちゃくちゃハードルが上がった)のと、社長が忙しかったのと、本人たちの進め方も一部原因。そのあたりはチームが一番よくわかっていると思う。
この間に、仕事がぽつぽつと増えて、メンバーの組み合わせを変えてチームで担当する。一つは埼玉県のカフェを開かれる方、一つはインターンメンバーの一人がやってる仕事を手伝うということでそのサイトづくり(結局、それはうまく行かなくてチームは解散した)、一つは飲食店、一つは政治家の卵…みたいな感じ。
途中から4年生にも加わってもらった。彼女はその間にも企業のサイトを一個任せてて立派に一人で仕事がこなせるのだけど、チームの良さも知ってほしいし、今後就職したときに協働の難しさと良さを知ってほしかったので、彼女にすべて任せた。僕は一切何も口出ししなかった。
そうしたら、カフェもかなり良い出来だと思ったけど、飲食店の出来はマジでビビるほどにいいものを作ってきた。しかも相当短期間でやったっぽい。僕がやるよりも、圧倒的に質が高いサイトが出来て、「こりゃ俺負けたわ」と思った。
後でチームがどんな動きをしていたか、具体的に聞いたけどなるほどなぁと感心させられた。こっちが何も言わなくても、チームビルディングとか温め合いとかを、勝手にやってる。大したもんだ。
(あれ、俺の専門って「組織づくり」だったよね・・・俺って要る…?)
どのチームも、時間がかかった醤油でも、他のカフェや飲食店でも、顧客からは非常に良い反応を得られていて、俺なんもやってないけどなんかいいことしたな、と思った。
インターン・プレゼン大会やるよ
そんなこんなで1年経ったので、2か月後にインターンの取り組みを振り返った成果発表プレゼン大会をやることにした。
デザインが得意な女子学生一人が予想通りの内容をブログに書いてくれてて草
・インターン成果発表会について
一年間の活動についてアウトプットするらしい。つまりプレゼンwithパワポ…私、個人と醤油とカフェと飲食店でしょ…? 多い多い多い……めっちゃ嫌だ…どうせ頭真っ白になって失言オブ失言からの墓穴で死にたくなるんだ…めっっちゃ嫌だ…メモ先輩は心の支えにはなってくれない…未来予知じゃん………めっっっちゃ嫌だ…うっ……ほんとめっちゃいや…もう涙出そう…
他のメンバーもそれぞれ前向きな反応で(↑の子も彼女なりに前向きなのだと勝手に解釈)、就活も控えてるしちょうどいいかなと。
4年生の子は2年間の集大成ってこともあるし、楽しみですな。
ちなみに、発表会の話し合いの時にプレゼンやスライド作成の研修を簡単にして、スティーブ・ジョブズがiPhone発表した時の動画を見せた。
新メンバーは7名
一つの節目を迎えつつあることもあるし、仕事の内容が単なる制作からその後の面倒を見るところまで仕事の幅が広がりつつあり、新メンバーを募ることにした。
お世話になっている大学の先生にご相談したところ、有難いことに快く応じてくださって、3~4名ですかね、という感じで集めていただいた。
そうしたらイキのいい1年生の男の子が前日の飲み会で誘い、こいつ誘ったらいいんじゃないかという子を誘い、なんだかんだで興味がある子がもう一人増え、ふたを開けたら結局7名になった(1年生男の子3名・2年生女の子4名)。
初回の面談を経て、みんな参加するのかなと思ったら2名から辞退の連絡があった。
ふむ。
なるほどね。
しかし、それで引き下がるほど僕は甘くない。
(地獄への片道を突っ込んだ以上、帰れないのだ…くっくっくっ)
辞退のメールをもらってから、あの手この手を使ってやり取りをして、2名の辞退の意思を覆し、7名全員の参加となった。どうなるんだろね。
で、先日第一回目の初期トレーニングが行われたけど、なんか新鮮だった。すごーくまじめに話を聞くし(今のメンバーも聞くけど)、熱心にメモも取るし、質問やコメントもちゃんとするし。やっぱ楽しいね。
で、4年生の子にも来てもらって、このインターンの意味とか僕との付き合い方とかをプレゼンしてもらった。
初っ端これ。
これはもう伝説。
新メンバーには内容もさることながら、「プレゼンのうまさ」や「スライドの洗練さ」などもかなり刺さったようだ。良い刺激になったようで何よりデスネ…
というわけで、僕もインターンも、現メンバーも、参加してくれた新メンバーも、それぞれ新しい局面を迎えつつあるので、今後が楽しみだなーっと。