2015年10月に会社を作ってから5年が経ち、6年目に入りました。
「よっしゃ乗って来たこれからやー!」
まさにそんなときにコ〇ナが来ました。
(もう見飽きてると思うので伏字にしておきます)
ご愁傷様Ω\ζ°)チーン
サバイバルゲーム
ベンチャーの起業生存率は
5年後 15.0%
10年後 6.3%
20年後 0.3%
だそうです。
とりあえず15%の生存率をクリア。
起業して5,6年経つとそれなりに自分の真の強みとかもだんだんわかってきて、至らなさもわかってきて、必ずしもうまく行くわけではないけど成功パターンが見える場合と、そうでない場合とかもわかってくる。
起業を目指している数人に対して、自分の経験をもとに個人的にアドバイスしていくと、「あ、それ○○さんも言ってた」と教えられて、他の経営者が同じことを経験しているのに気づく。
起業の初期段階である程度の成果を出すには、やはり同じ道をたどる必要がある。特に、労働集約型のビジネスモデルでは。これが多少の技術力があって、世の中に広く商品やサービスを普及させようとすると話がちがう。それはそのやり方がまたある。
いずれにせよ、起業後のサバイバルゲームはとてもシビアで、準備もなしに安易にやってはいけないし、やるべきではない。そのことは僕が一番身に染みてわかっている。
次のステージへ
最近思う。
なんか俺、こなれてきたな。
つまり、今のまま続けていったら間違いなく取り返しのつかない失敗をするのが感覚としてわかる。
数年前の、毎日びくびくしていた感じが今はかなり減った。
というか、そのびくびくを無くすためにもがき続けてきた結果の今があるので、その意味では良かったのだと思う。
でも、あの当時のがむしゃら感とか先が見えない中で試行錯誤を続けてきた苦しみを考えると、今の自分に前進と繁栄は待っていない。
じゃあ、その状態でなんとなくやっていきたいか?
否。断じて否!
次のステージに足を踏み入れる必要があるし、ここ数カ月の動きはその始まりだと思う。
がっくり来たのよ、ほんと
コ〇ナで色々な流れが止まったり鈍ったりする中で、自分が思い描いていた先の展開が大きく閉ざされたのは事実だ。
実は、コ〇ナがありながらも昨年一年間の第5期は、それまでの活動が実を結んで花開き、横ばいだった第3~4期の2倍以上の業績をたたき出した。
もちろん色々な方の支えがあってのおかげなのだが、自分ひとり体制でそこまでやれたのは感慨深いものがあったし、数年前の自分がそこまでできるとは思ってもいなかった。
ただ、実感として「今の自分ではこれが限界なんじゃないか」―そんな踊り場に乗った感覚もあった。これ以上やると、どこかで今の生活スタイルに無理を生じさせる、そんな気がしていた。
でも、行くとこまで行ってみようと思っていた矢先、コ〇ナはやってきた。
かつてない業績をたたき出した勢いと、見えていた先行きはすべて失われた。
僕は少なからずショックを受けていたらしく、緊急事態宣言が出て以降は、しばらく鳴りを潜めて何も考えないことにした。普通ならコ〇ナ後のビジネスのあり方を考えるとか、生産的な時間に充てるべきだったのだろうが、これまでの成功体験を捨てる意味で、リハビリが必要だった。個人的な「禊(みそぎ)」の時間だったのだろう。
仲間との協働が道を開く
毎年「仲間がほしい」と書き続けて5年。
相変わらず雇用という形での正式加入はまだないが、仲間と呼べる人たちとの協働体制はかなり構築されてきた。
新たな展開はそのような中から生まれた。僕ひとりで考えていても、決して生まれなかった流れだ。
簡単に言うと、コ〇ナになって企業は対面形式での集合研修が難しくなったので、じゃあ、オンラインでできるビジネスゲームを一緒に開発しようという話になって、実際に開発したのだ。
元々は、そのゲームを100円ショップの物とかを駆使して作成し、アナログで行っていたものを、オンライン化しただけの話。
ただ、ニーズとしてはそう多くないだろうと見ていたし、ほんとに誰か必要とするのかな、くらいに考えていた。でも、元々好きなゲームだし、少しでも広がるといいなと思って挑戦した。
進めると案外さくさく進み、1週間くらいで完成。2020年8月に会社のサイトにリリースした。ま、誰も見ないだろうな、とは思いつつ、一応。
そして1ヵ月後、1通の問い合わせが来る。
「オンライン研修で検討したい」とのこと。
え? まじで?
みたいな感じで対応したが、その話は流れてしまった。まぁまぐれだろう。
しかし、2ヵ月後、2通目の問い合わせ。
その1週間後、3通目の問い合わせ。
今度はオンラインで説明したら、どちらも反応が良くて前向きに検討してくれるとのこと。
これはどうやら偶然ではないらしい。
しかも、内容がかなりニッチなだけに、問い合わせをしてくるお客さんの質が、普通に営業していては絶対につながらないようなところばかりで、零細の僕からするとびびってしまう。
これまで積み重ねてきた成功パターンは、僕という個人をベースにした信頼関係のもとに紹介をつなげる黄金律だったが、今回の動きは質も量もまったく違う。
特定のニーズを満たすコンテンツについて情報発信することで、それを求める人が自らオンラインでつながってくる、まさにネット時代の成功パターン。しかも、コ〇ナ時代だからこその流れでもある。
「それ、当たり前でしょ?」と思われるかもしれないが、自分で実際にやってみて体験するのと、言うだけでは話が違う。しかも、狙ってやったわけではなく、一応発信しとこうかなくらいの気持ちで思い立ってやったので、驚きもその分大きい。
コ〇ナ前までの流れと成功体験を捨てる必要があった僕にとって、今回の流れはとても新鮮で、協力してくれた仲間にはとても感謝している。
もちろん、すべてをこの動きに変えるわけではないが、1本でもヒットを打てるように、まずは打席に立つ回数を増やしていきたい。
そしたら仲間の正式加入もそう遠くはない。
変わらないことと、少し変わったこと
勉強する
人と会う(んだけど、以前より難しくなってきたから、そのための努力をする)
コ〇ナ時代に少し寄せた自分と会社、また1年がんばる。