固定電話の設置と起業の経緯
こんにちは、ハリーです。
地味な記事ばかりですが、恐らく会社を設立するとどんな方も行き当たることかと思うので、今回は固定電話の設置の話です。
会社固定電話のメリット
いまどき、小規模事業者が固定電話を設置する意味はあるのでしょうか。起業した友人には、携帯電話だけという人もいます。
あらためて考えてみると
・信用の問題
-固定電話もないのか、と足元を見られることがない。
・電話回線を引くのはタダ
-昔は高かったので固定資産に計上されることもありましたが、時代の流れですね。
・自宅に電話線を引いていれば、追加回線は月額が安い
-うちはKDDIなので、月額+500円で使用できました。
・携帯電話に転送できる
-KDDIでは電話機から簡単に転送設定できました。オプションの申し込みが必要ですが、これもお客様相談センターに電話して依頼すると30分くらいでできます。もちろん無料のサービスです。
会社固定電話のデメリット
逆に、デメリットです。
・電話機を買わなければならない -FAXもつけると数万円~程度かかります。
・追加回線の場合、スイッチングハブも必要-これは電器屋で数千円。
・設置の手間-わかる人がやればすぐ済みます。
こんなところでしょうか。
総合すると、追加回線での利用ができればコストも初期費用以外は安く押さえられるため、将来的に人を雇うことなどを考えるとある方がよさそうです。
また、会社の登録などで固定電話番号の記入を求められることもあるので(時代遅れなのかもしれませんが)、やはりある方がいいのかもしれません。
ちなみに、転送電話はふつうに携帯電話にかかってくるのと同様になるので、これがどこ宛にかかってきたものなのかは実はわかりません。
今のところ僕は公私混同で携帯電話を使用しているので、将来的には転送先の携帯電話を会社用のガラケーにした方がいいかな~と思っています。
ところで本業は
会社設立の話ばかりしていますが、本業を回していくことこそが重要なわけで、それはもちろん表向きに何も書かないだけでぼちぼち進めています。
早い話がコンサルティング会社なのですが、主に組織経営、組織開発、人事・採用支援といったところとなります。
社長と言っても、社員は僕一人。1年先までは見えているものの、その先はわかりません。本業の話も書ける範囲で書いていけたらなと思っています。
ちなみに、サラリーマンのときよりもやっぱり毎日充実していて楽しい時間は多いです。
が、不安ももちろんあります。
でも、僕の場合はもうそんな不安と一緒の生活を3年以上もやってきたので、「あ、ここは日本だし、なんとかなるんだな」とだいぶたくましく、というよりもふてぶてしくなったのかもしれません。
キャリアを考えたら今しかない
僕は組織が好きな人間なので、サラリーマンとしてそれなりに安定した生活を送ることを何度も考えたことがありますし、一度やったことなのでやろうと思えばきっと前よりもうまくやれると思っています。
しかし、つきつめれば所詮は他人のものである会社が与えてくれる社会的な地位や給料というものは、100%信頼できるものではありません。また、失ってみてわかるのですが、そんなものがなくなった瞬間、色々なものがリセットされます。人間関係も、看板や肩書に寄って来ていただけで、それを失えばかなりさっぱりします。
もし40歳とか50歳になって、会社という看板とかそこでの社会的な肩書を捨ててゼロからやるというのは、とても無理だろうななと直感的に思いました。それは、体力的にも、思考的にも、会社の中でしかつくれないネットワーク的にも。
それで、だったらやれるのは今だけだろうということで、やれるところまでやることにしました。
その壮大な実験開始が、今から3年前。その時は起業のきの字もなかったのですが、結局は3年経って起業することになりました。
そういった意味で、まだ実験、というよりも試行錯誤の日々といった方がよさそうです。
いたずらに起業ばかり考える必要はない
僕はまわりの人に起業を勧めようとは思いません。
結論から言えば、色々なタイプの人がいるので、その人に合った生き方を探すだけということになります。
自由な環境で生きる人もあり、かえって死んでしまう人もいます。
言われたことをやって給料をもらうことがものすごく向いている人もいます。
そんなものは、ひとくくりには分けられないし、人が自分なりに見つけていくしかないと思います。
だから、他人と自分を比べてあれこれ卑屈になったり優越感を覚えたりするよりも、他人と自分を比べて、そのあとにそこから見えた自分と、自分が思い描く自分を比べればいいのだと思います。
他人は、鏡みたいな存在なのであって、決して自分のものにはなりませんし、マネもできません。
それでやっぱり起業だ!という人は、コメントでもメッセージでもいただければご相談に乗れると思います。
もちろん、組織で生きることに悩んでいる人も。
それではまた次回。