日常に変化をつける5つの方法
こんにちは、ハリーです。
前回の記事「転職の時かも?を教えてくれる5つのサイン」の投稿後
「転職しないことを前提に、変化をもたらすための活動をするにはどうしたらよいか?」
という質問を受けましたので、今回はそれについて書きたいと思います。
以下、全く個人的な意見ですが、ざっとこんな感じです。
- 定期的に新しい人と会う
- 既存の人間関係を見直す
- 中毒性のものを止める
- 以前からやろうと思っていたことに手を出す
- 図書館に行く
さっそくひとつ目のトピックから行きましょう。
1.定期的に新しい人と会う
ここ2,3ヵ月間で「初めて会って話した」という人はどれくらいいるでしょうか?
職業柄、毎日のように新しい人と知り合っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、プライベートではどうでしょうか。
仕事のせいでプライベートでは人嫌いになってしまうと、日常生活には負の連鎖をもたらす可能性が大きいため、あえてそこは割り切った方がいいでしょう。
また、普段の職場内でしか人間関係が拡がっていない人は、あまりにも閉じた世界に自分がいるということを自覚して、少し距離を取って客観的に見ましょう。
自分の興味・関心に目を向けて、そこから外を見る(インサイド⇒アウト)
プライベートで人間関係を新しく築くためには、合コンなどの「関係づくり」が元々の目的のものよりは、近場でもいいので、自分に興味があって、人がそこそこ集まるイベントや、自分の趣味につながるようなコミュニティの方がいいと思います。
なぜなら、同じ興味や志向性を持つ人がそういったところには集まるため、話も入りやすいです。また、思わぬところで出身地や年代、趣味が重なって共通点を持っていると話が盛り上がり、それだけでも刺激を受けます。
僕の場合は、サラリーマン時代に音楽コミュニティに参加したことが大きな一歩となりました。あの踏み出しがなければ、今のような趣味の活動は全く行えていませんし、コミュニティがきっかけで仕事につながったこともあります。
社会人のコミュニティはメリット・デメリットそれぞれあり、他人と趣味を共有したいと思わない人もいるでしょう。
何が大切かは人それぞれなので干渉はできませんが、例えば別の趣味や元々興味があったものなど、妥協できるところで参加してみてはどうでしょうか?
さらに、一回きりのスポットのイベントよりは、継続的に活動するものの方が新しい関係は築きやすいように思います。
経営者やフリーランサー、営業職の人は、仕事と称した異業種交流会などで公私関係なく新しい人間関係を築くチャンスに恵まれる傾向にありますが、多くのビジネスマンにとってはそうでないかもしれません。
また、たとえ新しい人と出会ったとしても、名刺や連絡先、LINEのIDやFacebookの友達が意味もなく増えるだけで、その後に活かされていないこともよくあります。
その意味でも、継続的に活動が行われるコミュニティや勉強会などの場は、新しい人間関係につながる可能性が高いと言えます。
どうやって見つけたらいいかわからないという人は、手っ取り早く友達や周囲の人に聞いてみたり、それこそネットで検索するのがいいかもしれません。
もしなければ、自分で作るのも手です。
最初の出会いですべてを判断しない
新しい人と出会ったとしてもすぐにそんなに仲良くなれるわけではないので、「なんだ、新しい人間関係を築いたけどなんにもなってないじゃないか」と怒りたくなる人もいるかもしれません。
とりあえず落ち着いて考えましょう。
営業の仕事をするとわかりますが、営業をかけた相手10人全員と契約が結べるとは限りません。
しかし、その10人にそもそもアプローチしなければ、そのうちの1人とも契約はそもそも結べないのです。
また、最初のアプローチでうまく行かなくても、存在を知ってもらったことによって何かのきっかけで後で関係が復活することがあります。
これと同じことで、人間関係も最初からうまく行くものと、最初はそうでもなかったけど後でよくなったもの、最初から最後まで何にもならなかったものと3つあるようです。
でも、最後まで何にもならないかどうかなんて、誰がわかるんでしょうか?
自分が勝手にそう考えているだけで、人生は何が起きるかわからない。そこがおもしろいところです。そう考えると、人の出会いは「最初からうまく行くもの」と、「後からうまく行くかもしれないもの」の2種類なのかもしれません。
手帳などを振り返って、月に1~2人でも新しい人と出会っているかどうか、考えてみてください。
もしここ半年、新しい出会いがなければ、残りの半年で意味のある関係を求めて動き出すのもいいのではないでしょうか。
2.既存の人間関係を見直す
「そんなに新しい人と会うのはちょっと苦手かも…」
という人もいると思います。
そういう人には、既存の人間関係を見直すことをオススメします。
今の人間関係を深掘り・横展開しよう
どういうことかというと、既存の人間関係の中で「深められる部分や広げられる関係」があればそこを探っていく、ということです。
例えば、「今まで職場の人とこんな話したことなかったな」という話題を振ってみるとか「今こういうことに興味があるんですよね」「あれやってみたいんですよね」と発信してみるといったことです。
ある程度まで関係が築けていれば、周りの人は「へ~そうなんだ」「えっ、意外」などと色々な反応が返ってくるかもしれません。
そこがチャンスで「そういや〇〇さんって趣味それじゃなかったけ?」とか「隣の□□さんがそれ詳しいよ」とか、要は新しい情報を得るきっかけになるということなんですね。
そうすると、自分が知った範囲で人間関係を拡げられる可能性が高くなります。
なお、僕の個人的なオススメは職場の人と、「自分の組織について、まじめに話し合う」ということです。
単なる愚痴ではなく、「うちの会社こうだけど、他の会社ってどうなんだろう」とかそういったこと。
もちろん、他の職場の人とたまに話してみると色々な違いが発見されて、おもしろいです。また、目標とすべき姿を教えられることもあるので、仕事に活かせます。
既存の人間関係を切り離す
これまで書いたこととは逆で、「この固定的な人間関係からは何も生まれない」という一面の真理に気づいてしまったら、そこから自分を切り離すことも検討しましょう。
人は、衝突しないで惰性で過ごしていると、話す内容や行う活動がどうしてもマンネリ化してしまいます。
本来話すべきことが話されなかったり、変えようとしてもいつの間にかまた元に戻ったり。
僕はこれを「コミュニケーションの硬直化」と勝手に呼んでいます。
コミュニケーションの硬直化を防ぐ手法のひとつは、先ほど書いた「既存の人間関係で新しい情報や話題を振る」ということも含まれます。
しかし、そういったことがもう面倒になることもある。新しい場をつくった方が早いじゃないか、と。
僕は先ほど、あるコミュニティに参加して新しい人間関係を築いたと言いましたが、結局はそのコミュニティから抜け出しました。なぜなら、結果としてそこにかける時間とエネルギーがもったいなくなってしまったからです。
確かに新しい人と出会い、新しいことを始めることには成功しました。しかし、そういった人たちとは個人的に親しくなれば、場を変えて自分たちの取り組みに挑戦することもできるので、出会った場をもはや必要ではなくなったからです。
「この人となら何かできそうだな」という人ともし出会えたら、いつまでもそこにいる必要はありません。
全く新しい活動に取り組むことで、自分の充実感やレベルを高めることができるのであればそこにかけるほうが良いと思います。
もちろん、一度築いた人間関係から抜け出すためには、築くとき以上にエネルギーを要するかもしれません。
3.中毒性のものをやめる
人間は習慣的な行動の総和によって成り立っています。
死ぬまでは1日24時間という与えられたものは全ての人にとって平等で、後はその時間の概念をどう切り分けるかはその人による、ということです。
中毒性のものは、その時間の切り分け方を圧倒的に変えてしまいます。
Facebook、Twitter、LINE、InstagramなどのSNS、ゲーム、コーヒー、お酒、タバコなど。
今の自分の生活で、無意識のうちに大きく時間を占めているものがあれば注意が必要です。
気づいたらスマフォをチェックしてる、移動の空き時間にはゲームしてる、など。
まずはスマフォを触るのをやめてみてください。ガマン。
あとは、ネットで毎日見るコンテンツへのアクセスを減らすこと。
これをやるだけで、自分の時間の流れ方が全く変わります。
それから、口から摂取するものに注意することです。
飲み物も、市販のお茶やコーヒー、ジュースではなく、せめて水にすると体質が変わることに2,3日で気づくでしょう。「私たちの身体は間違いなく口にするものでできているんだ」ということに気づくと思います。
タバコは、肺がんのリスクよりもCOPD(慢性閉塞性肺疾患)のリスクの方が怖いと思います。
僕は元々吸いませんが、最近になってCOPDの恐さに気づいた40歳の知り合いの方がタバコを止めた結果、見る見るうちに体調がよくなって、肌もきれいになり、5歳くらい若返ったんじゃないかと思うほどに変わりました。
ちなみに、その方のヘビースモーカーのお父さんは65歳くらいで急に倒れ、肺年齢が90歳くらいと診断され、そのまま吸い続ければひどい状況になるか、死ぬと言われ、息子さんと一緒に禁煙しました。
中毒性のものを完全に止めなくても、頻度や程度を減らして、別の余裕を増やすことが大切だと思います。
4.以前からやろうと思っていたことに手を出す
「時間ができたら必ずあれをやろう」
と固く誓っていたことが、いざ時間ができると中毒性のものに時間を浪費していたり、忘れていてしなかったということはないでしょうか。
思い立ったが吉日で、やりたいと思っていたことに5分でいいので手を出してみることです。
これは、先ほどの「既存の人間関係を見直す」と「中毒性のものをやめる」に密接に関係します。
中毒性のことをやめたことと、新しいことに手を出したことを人に話すと、宣言した以上は自分にプレッシャーをかけることになります。
そうすると、やや他律的ですが継続する環境が整います。
最初は5分だったものが、やがては1日30分、土日は数時間といったことになると思います。
最近はランニングがトレンドのようですが、人によって向き不向きもあり、オススメはとにかく散歩です。負荷も少ないし、気軽に続けられる。もっとハードなものを求める人は、徐々にランニングに移行すればいいのではないでしょうか。
身体を動かすテーマだと人に話しやすいし、何より健康的になれます。
学習をしよう
もちろん、運動系だけでなくて、本を読んだり資格の勉強をしたり、趣味を始めたりといったことも良いと思います。
やはり、学習という刺激がないと人は元気になりにくいようです。
仕事で求められない場合は、プライベートで学習に取り組みましょう。
自分に興味がないものよりは、雑誌でもいいので本屋で買ってみることです。
あえてネットで調べるとは書きませんでした。また中毒性のものを増やすことになるからです。
5.図書館に行く
最後は、図書館に行くことをオススメします。
図書館には色々なジャンルの棚がありますので、自分の興味や関心が一体なんなんだろうかということをはっきりさせるために歩き回って本を眺めてみてください。
もし飛び込んできたタイトルやテーマがあれば、それを手に取ってみることです。
本屋は基本的にトレンドや売れるもの、売りたいものしか前面に出てこないので、図書館の方がいいと思います。
僕自身、「こんな本があったなんて…」と感動して読みふけったことが幾度となくありますし、「あの時気になってたけど買わなかった」といった本にも再会できます。
そんな一冊手に取ってみると、案外時間をつぶせるし、しかも知識や話題も増えます。
スマフォもおいそれと見れない環境なので、そういった副次効果もあります。
その他にも・・・
以上、日常に変化をつける方法として5つをご紹介してみましたが、細かいことで他にも書いてみます。
- いつもは見ないサイトを見てみる(ブラウザの履歴がいつも同じ顔触れの人に特にオススメ。検索やブログから色々と飛んでみる)
- 手帳に予定やメモ、日記を書く
- しばらく会ってなかった友人に久しぶりにコンタクトを取る
- 「またぜひ会いましょう」と言いつつ会ってなかった人にコンタクトを取る
- ブログを書く(最近の僕の変化のつけ方)
- 絵を描く
- 毎日、掃除をする(特にトイレ掃除)
などなど、いかがでしょうか。
最後の最後に、学校の教科で今の自分に足りてないものに取り組むというのもオススメです(国語、数学、英語、社会、理科、家庭科、体育、技術、美術、道徳、各種イベント)。
学校のカリキュラムやスケジュールは、よくよく考えられていたのだなぁと思います。
人生は変えられる
ここに挙げたものを一気に全部は無理なので、自分のやれる範囲で取り組むといいと思います。
自分の日常は、習慣によって成り立っています。
人生は、日々の日常で成り立っています。
日常が変われば、人生は変わります。
僕はここに挙げた全てのことに取り組んだ経験があります。
やらないことを決めて、新しいことに取り組んだ結果、自分の望ましい変化が起きています。
だから、自信を持って言えます。
人生は、変えられます。
それでは、また。