年金事務所による社会保険調査に行ってみた
ハリー@福岡の経営者です。
以前、社会保険についての話を書きました。
この記事を書いてから、時々「社会保険 加入したくない」 という検索キーワードでこのブログに来られる方も出てきました。
えぇ、気持ちはわかりますが、条件に当てはまる以上、もう加入しないとかえって損な制度と時代になっています。諦めて加入して、もっと生産的なことに時間とエネルギーを使った方がよいと思います。
それで今回は、年金事務所から
「お前んとこの事業所調査するぞゴルァ」
「ついては事務所まで来いやゴルァ」
「この調査は法律で定められてんだゴルァ」
という招集状が届き、日時も指定されて調査に行くことになりました。
なので、今回も「行ってみた」というよりも「行かないといけなかった」という話です。
この調査は、正式には「全国健康保険協会管掌健康保険及び厚生年金保険被保険者の資格及び報酬等の調査の実施について」と言うそうです。
長い。
要は「お前んとこの会社は社保ちゃんとやってんのかゴルァ」ということなので、そういうタイトルにしてしまえばいいと思うんです。
狙ってることをそのまま書く。まどろっこしい感じで長々と書くからこちらも引いちゃう。
うち一人も雇ってないんだけど…
何にせよ、僕の会社は僕一人しかいないので、色々書類持ってこいと言われても無いに等しいわけですね。
それで、招集状が来たときに年金事務所に電話して聞いてみたんです。
「うち一人しかいないんですけど。雇用とかないんですけど(行きたくないんですけど)」
というと、たまたまですがイヤな感じの人で
「そうは言われましても、書類に記載しております所得税の領収書とか給与明細等はございますんではないでしょうかぁ?はは」
というノリで言われてむかついたので
「たったこれだけのために行くの面倒なんですけど(ホンネ)」
って言ったら
「決まりでして、はは」
みたいな返しで、とにかくその日は腹立ちっぱなしで、手帳でこの用事を見るたびに思い出してむかついてました。
そして当日
いよいよその日がやってきまして、必要書類を揃えて年金事務所に行きました。
会議室に通されて、パーティションで区切った複数スペースでは他の会社さんが喧々諤々やってる感じでした。
僕は、職員の方に調査の主旨を説明されて、書類を渡しました。
ぼくひとりなんで、書類は少ないし、見るポイントも決まってます。
3分くらいで
「ちゃんとされてますね。問題ありません。優良事業所です」
と。
( ゚д゚)ポカーン
としていると。
「これはすべてひとりでされているんですか?」
と聞かれるので
「はい、そうです。今、調べればだいたい何でも自分でできますし、わからないことがあれば年金事務所さんにお伺いしてるので」
というと
「そうなんですよね。調べればできるんですよね。でもそれがなかなか…」
と。
せっかく来たので、「他の会社さんってどんな問題があるんですか?」と聞いたら
・給与が変わったのに社会保険料をそのままにしている
・住所等の変更があった場合に届け出てない
・賞与を払ったのに賞与支払届を出してない
・社保に加入すべき条件で人を雇用しているのに加入していない
ということでした。
新規適用があった事業所を中心にランダムで抽出してます
「この調査は、社会保険の新規適用があった事業所さんを中心に、ランダムで抽出して対象としています」
という説明があったので
「何かまずいことでもあるのかと思っていました」
と言ったら
「そういうわけではないんです。ランダムです」
と。
全事業所対象の調査+4年ごとに調査
社会保険料が重要な財源と目されている今、今後締め付けがますます厳しくなるだろうというのが僕の見方ですが、詳しいことは忘れましたが何かの調査が全事業所対象で実施されるのと、4年ごとにまたこういった調査があるそうです。
そのとき僕の会社はどうなってるでしょうね~
ちなみに僕と同じように呼ばれた会社のみなさん、ちゃんとやってれば何の問題もなく終わりますのでご安心ください。