ハリーのタカの目ブログ

起業日記になりそうな予感

33万円の利益が3万円になった話

ハリー@福岡の経営者です。

ちょっと前の9月末で初めての決算が終わったわけですけど、わかっちゃいるけどなんだかな、という税金のお話です。

大した売上もないんですが、それでも黒字にしようと思って33万円の利益を残しました。売上から色々なものを引いていって、最後にぽつんと残るものです。

本当はもっと色々と経費にはできたんですけど、あえてそうしました。

 

法人税がどーん

普段の経理処理は僕がぜんぶやるわけですが、最終的な決算処理と法人税の申告は以前からお世話になっている税理士さんにお願いしました。

計算してもらったところ

税理士さん「法人税等合計が15万円です」

僕「うーん。やっぱりそれくらいですか…」

 

ほとんど半分がなくなりましたね。

ちなみに、法人税とひとえに言っても内訳があります。

法人税(国に払う税):50.500円

・地方法人税:2,200円

・事業税:11,400円

・県民税:20,800円

・町民税:61,000円

⇒合計:150,800円

そんなこんなで約15万円。もちろんすでに払いました。

 

ちなみに、赤字だったら税金がまったくかからないかというとそんなことはありません。

法人があるだけで、県と町に税金を払わないといけないのです(休業していると別な場合もあり)。

均等割りと呼ばれるもので、合計で7万円くらいです。

 

税理士報酬がどーん

そして決算が終わるとき

税理士さん「決算報酬で15万円お願いします」

僕「Σ(゚Д゚)」

 

そうか、わかっちゃいたけど、そうだよな・・・

 

ということで、33万円の利益が3万円になりました。

第2期目もがんばります。

 

 

2016年アメリカ大統領選挙の投票率

昨日の米大統領選、老若男女問わず多くの方が関心を持っていますね。

 

僕が思ったのは、これだけ日本でも騒いでるんだから、現地のアメリカの投票率はさぞ高かったんだろうな、と。

 

で、投票率に関する日本語の記事は11月10日現在でも見当たらなかったので現地のメディアを当たってみました。

こちらの記事が引用元です。

uproxx.com

 

2016年米大統領選の投票率は近年最低の48.62%

結論から行くと、昨日の米大統領選、有権者の投票率は48.62%と最低レベルとなっています。

Going into election day, many thought that 2016 would shatter voter turnout records, and early exit polls on Tuesday supported that belief. But in the end the 2016 election looks like it will have produced the lowest voter turnout in modern American history when it comes to percentage of the voting age population that actually voted. Current data shows that only 48.62% of Americans of eligible voting age actually got out to vote yesterday.

投票率が57.1%と高かった、現オバマ大統領の初当選時に比べると大幅に下がっています。この時は、対抗馬がジョン・マケイン(共和党)、ラルフ・ネーダー(独立)、ボブ・バー(リバタリアン党)でした。

 

今回、一体何が起きたんでしょうか?

記事の中にワシントンポスト記事の引用があります。前回2012年の大統領選(オバマさんvsロムニーさん(共和党)vsジョンソンさん(リバタリアン党))と比較したデータです。

In Michigan, Clinton got 13 percent fewer votes than Obama. Trump got 7 percent more than Romney.

In Pennsylvania, Clinton got 5 percent fewer votes than Obama. Trump got 9 percent more than Romney.

In Wisconsin, Clinton got 15 percent fewer votes than Obama. Trump did slightly worse than Romney — in a state that was home to Romney’s running mate.

 

 要は、前回と比べて

ヒラリーさんは前回オバマさんが獲得した票よりも5%~15%少ない州がある、と言ってます。

逆に、トランプさんは前回のロムニーさんよりも得票率が高かった、と。

 

ヒラリーさんの敗北は低い投票率のせい?

引用したメディアでは、投票率の低さがヒラリーさんの敗北につながったと考えています。

Last night and this morning many seemed to think that the reason Trump won was because angry white voters turned out in large numbers to vote for him. But with nearly all the votes now tallied it appears as though that’s just not the case. In fact, Trump garnered fewer overall votes nationwide than John McCain and Mitt Romney, the past two losing GOP nominees, did in 2008 and 2012. As of this writing, with almost all votes counted, Trump has tallied 59,611,678 votes; Romney pulled in 60,933,504 in 2012, and McCain 59,948,323 in 2008.

「現状に怒り狂った白人がトランプに投票した、と多くの人が考えたようだが事実は違う。

実際は、全体で見れば過去、ジョン・マケインやミット・ロムニーが得た票数よりもトランプの得票数は少ないのだ。

この記事の執筆時点でほぼすべての投票数が数えられているが、トランプは約5,961万票に対して、2012年のロムニーは約6千万票、2008年のマケインは約5,995万票だった。」

 

一方のヒラリーさん。

By comparison, Hillary’s 59,814,018 votes (which won her the popular vote, but not the Electoral College vote) is considerably less than the 69,498,516 Obama got in 2008, and the 65,915,795 he received in 2012. She was particularly hurt by low turnout in crucial swing states. 

 「対して、ヒラリーは5,981万票を獲得したが、2008年にオバマが6,949万票、そして2012年に6.591万票と、比較するとかなり少ない。

ヒラリーは、揺れ動く国家における低い投票率によって敗けたのだ。」

 

この後も、記事ではヒラリーさんは黒人やヒスパニック系の層で有利だったが、オバマさんの時よりも支持が少なくなっていたことや、ヒラリーさん自身がどんな人物として見られていたかが書いてありますが、ここでは割愛します。

したがって、ヒラリーさんが以前民主党支持だった有権者を、再度投票させるほどのインパクトを与えられなかった、ということになります。

実際、得票数ではヒラリーさんが上回っておきながら、民主党そのものがオバマさんの選挙時ほどの基盤が得られなかったのは大きかったのかもしれません。

国内外のメディアでも「ヒラリーさん優勢」と言われていましたが、州ごとの局所戦で共和党に席を明け渡している事実は見逃せません。

個人的な考えですが、ある意味ヒラリーさんを敗けさせたのは、現オバマ政権の民主党でもあるとも思えます。

最後に、参考まで記事が提供している投票率の過去のデータです。

左から有権者数、投票者数、投票率です(wikipedia引用)。

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どんな公約が実現されるか

投票で決まった以上は、よほどのことがない限りトランプさんが大統領になるのは変えられません。

トランプさんも、大統領になると決まった以上は軽はずみな発言や態度は控えるのでしょうか?

それはともかく、トランプさんが掲げている公約を、次の記事でご覧ください。

www.newsweekjapan.jp

 

本当に狂った政策なのかどうか、日本に対する影響がどのように出るか、私にはわかりません。

ひとつ言えることは、公約はあくまでも公約であって、政治として実現することはまた別な話だということです。

オバマさんも任期中に「イラク戦争からの撤退」は公約から正式に撤回しました。

二期で、実現できた公約は半分以下と言われています。

トランプさんは70歳、一期終了後は74歳。どこまでやれるでしょうか?

議会との関係をうまくやっていけるか、本当にその公約を実現することが現実的なのか?

ポスト・トランプを見すえて動き出す気鋭の若手は?

 

今後の動向に注目したいところです。

Excelで画面が真っ黒になるトラブルへの対処

Windows10にアップグレードして、Excel2010を使っていて、「セルを結合して中央揃え」や「コピー&ペースト」といった単純作業をしていたところ、急に画面が真っ黒になる(セルが真っ黒になる)というトラブルが発生しました。

何の前触れもなく起こるので、原因もよくわからない。

いったん最小化して戻したり、スクロールして戻すと白くなる。

データ等には影響が出ていない。

 

でも、その後も同じことを繰り返すとやはり起きるので、根本的な解決を求めてみたところ・・・

 

Windowsアイコン>設定>デバイス>Windowsで通常使うプリンターを管理するをオフ

Windows10のホーム画面の左下に、ウィンドウズアイコンがあります。

こちらをクリック

 ↓ 一番左

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次に、設定アイコンをクリック(赤丸で囲ったアイコン)

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Windowsの設定画面のデバイスをクリック

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下の方にスクロールすると「Windowsで通常使うプリンターを管理する」という項目があるので、そちらをオフにします(画面はオンの状態)。

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私の場合は、それで解決しました。

お役に立てれば幸いです。

「過労死」を知る

もちろん人が亡くなるのはつらいことですが、特に自分より若い人が亡くなるのは、胸が痛みます。

自分にできることなんて何もないと思いながらも、社員を雇う側の身としてできることは「過去や現状を知って将来に活かす」、これだけだと思ってこの記事を書くことにしました。

以下は、私の個人的な見解や解釈を含むものですので、実際のケースに当てはめる場合には専門家(弁護士や社会保険労務士)にご相談ください。

 

10月に厚生労働省が初めて「過労死白書」を発表しました。

【参考】平成28年版過労死等防止対策白書(厚生労働省)

僕の文章を読むよりも過労死について知る一番の早道は白書を読むことですが、ここでは別の情報やデータと併せて考えてみます。

 

そもそも「過労死」とは

僕が調べた限り、過労死の定義は2つあります。これは、僕が考えた定義であり、一般のものではありませんのでご注意ください。

①業務によって非常に重い負担があり、それが主な原因で発症した心臓や脳の病気によって亡くなること

【参考】脳・心臓疾患の労災認定(PDF)(厚生労働省)

 

②業務による強い心理的負荷があり、それが主な原因で精神障がい(うつ病など)が起きてしまい、その結果として自死すること

【参考】精神障害の労災認定(PDF)(厚生労働省)

 

①は、心臓発作(急性心筋こうそく)や心停止、脳こうそく、くも膜下出血などにより突然亡くなってしまう場合です。

②はうつ病だけに限らず、適応障害、統合失調症など他のものも含まれます。

①②はどちらも「労働災害認定(労災認定)」されることで、結果として「過労死」とされるわけです。

当然、ケガやうつ病による休業など死に至らない労災もあり、雇用されている人たちが払う雇用保険によって休業補償などが払われるわけですね。企業はそのための労災保険に加入していたりもします。

参考までに、厚生労働省が発表している「過労死等」の定義を引用しておきます。

「過労死等」とは、過労死等防止対策推進法第2条において、「業務における過重な負荷による脳血管疾患若しくは心臓疾患を原因とする死亡若しくは業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする自殺による死亡又はこれらの脳血管疾患若しくは心臓疾患若しくは精神障害をいう。」と定義されています。

平成27年度「過労死等の労災補償状況」を公表 |報道発表資料|厚生労働省

 

過労死ではない業務による死もある

労災認定は、上記の参考資料を見ていただければわかるのですが、様々な細かい要件を満たした場合に行われます。

労災があると思う個人や家族が、労災請求(申請)を行うことではじめて審査が始まるわけです。

【参考】請求(申請)ができる保険給付等(PDF)(厚生労働省)

 

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ということは、「業務による」と考えて申請しても、審査によって通らない場合もありますし、そもそも申請されていないこともあると考えられます。

認定基準は明確にされているものの、「死人に口なし」で業務に関する記録が残っていなかったり、証拠が不十分で要件をクリアできなかったりすると、たとえ本来は過労死であってもそうは認められない場合もあるでしょうし、きわどいグレーゾーンは最終的にそこに携わる人や部署の方針、考え方によって判断され、入ったり入らなかったりがあるのではないかと推測します。

 

労働時間と残業時間

これらの情報を前提に、過労死白書を見てみましょう。

白書は「過労」をテーマにしているため最初の方は労働時間にページが割かれていますが、労働時間については社員が「時間外労働協定(36協定)」に引っかからないように、あるいは、「場の空気」によって残業時間を自主的に申請しない場合が多いので、実際の数字がどうか、わかりません。参考程度だと思います。

【参考】時間外労働の限度に関する基準(PDF)(厚生労働省)

36協定に定められる月の時間外労働時間の上限は「月は45時間」となっています。これを超えると労働基準監督署に届け出ないといけません。

なお、厚生労働省が定める「過労死ライン」、つまり、この時間外を超えると過労死に近づきやすいという基準は「月80時間」とされています。

また、「月100時間」を超えると「医師による面接指導の実施に努める」とされ、だいぶ「危険」ということが示されています。

さて、実際に働いている人はこの数字を見てどうでしょうか?

僕の友人が勤める会社の人は、今回の一連の報道を見て「過労死ライン」が月80~100に設定されていることそのものを知って、ショックを受けたと言っていたそうです。

時間外労働は、休日労働も含まれますがとりあえず置いといて、月20日労働だったとして、1日あたり4時間以上(18時終業のところは、夜22時に退社)の時間外労働をフルで行ったら、すぐに80時間を超えます。

なので、白書の数字は「参考まで」ということになります。

 

働く人の心臓病で亡くなっている数

白書ではその後、近年の重要テーマである「メンタルヘルス」も取り上げられていますが、そこも飛ばしてしまいましょう。

白書のP16(PDFでは20)まず、「働いている人」で心臓系の病気で亡くなる人の数が出てきます。

【過労死白書 P16 第3-1図 就業者の脳血管疾患、心疾患等による死亡数】

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2015年の人口動態統計では、日本人の死因はガンに次いで第2位に心疾患(心臓病)が来ており、約19万9千人の方が亡くなっています。

平成22年度の数字は、以前に比べれば下がっているものの、毎日83人の働いている方が心臓病で亡くなっていたことを示しています。

非常に、多いですよね・・・

 

仕事が原因のひとつで自殺した人の数

次に、平成27年を最新とする自殺をした人の数と、自殺の原因として「勤務問題」があったとされる数字が示されています。

【過労死白書 P18 第4-1 図 自殺者数の推移(総数、勤務問題を原因の1 つとするもの)】

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こちらも減少傾向にあるとは言え、仕事にからむ自死が毎年2000人以上。こちらも計算したくはないですが、1日に6人の方が亡くなっている計算です。

年齢別や、動機別のデータもありますがこちらは飛ばします。興味がある方はぜひ白書をご覧ください。

 

労災請求件数と認定数

ここで、やっと労災に関する数字が出てきます。

まずは脳こうそくや心臓病などの件数です。

【過労死白書 P22 第5-1 図 脳・心臓疾患に係る労災請求件数の推移】

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最新の平成27年度で、心臓病や脳こうそくなどを発症して「これは労災だ」と思って本人や家族が労災請求した件数です。亡くなった方の件数ではありません。

ここ数年では、年間800件程度が請求されています。

 

この次に、実際に認定(支給決定)された件数と、そのうち死亡件数がやっと出てきます。

これがひとつの「過労死数」です。

【過労死白書 P22 第5-2 図 脳・心臓疾患に係る支給決定件数の推移】

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平成27年では支給決定251件のうち、96件(36.8%)が過労死だったことがわかります。ここ何年かで見ると、100件を久しぶりに下回ったことがわかります。

このまま、ゼロまで向かうことはできるでしょうか…?

 

次に、年齢別の支給決定件数です。

なお、以下の部分では次の点にご注意ください。

・請求件数については「その年度に請求があった数」

・決定件数は、審査・決定に時間がかかりその年度以前から持ち越して判断がなされたもの

・決定は、「業務上=過労死」または「業務外=過労死ではない」の判断結果

・支給決定件数の「うち死亡」が過労死に該当

【過労死白書 P27 第5-9 表 脳・心臓疾患の年齢別請求、決定及び支給決定件数】

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ショックなのは、働き盛りの40代が最も多く、20代、30代も少なからずいる点です。

()の数字は女性ですので、男性がかなり多く亡くなっていますね。

 

そして、支給決定のパターンでどれくらい月平均で時間外労働がなされていたかが示されています。

【過労死白書 P28 第5-10 表 脳・心臓疾患の時間外労働時間数(1か月平均)別支給決定件数】
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これを見ると、「なんで120時間以上の人が少なくて、80~100時間の人が多いのか」と意外に思うかもしれません。

これが、最初の方に書いたからくりが関係しているのではないかと思う点です。

労基署に目をつけられるとまずいため会社のためか、周りがみんなそうしているから空気を読んでか、上限を「過労死ライン」程度で残業時間を申請していたとしたら、どうでしょうか。会社側がそうさせていた、そう報告したとも考えられますが…

実際の認定作業がどのようなものかわからないため、もちろん推測です。

 

今度は、雇用形態別です。

【過労死白書 P28 第5-11 表 脳・心臓疾患の就労形態別決定及び支給決定件数】

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正社員が99%ですが、いったい、どのようにしてパート・アルバイトの方がそこまで働いてしまうのか、語りきれない闇があるように見えます。

また、実際死亡に至った請求でも、半分以上が「業務外」に決定されていることもわかります(平成27年度決定件数うち死亡が211→支給決定件数うち死亡が92)。 

精神障がいの過労死数

つづいて、精神障がいについての資料が始まります。 

労災には、業務上のケガや事故だけでなく、うつ病などの精神にかかるものも含まれることが広まった90年代後半以降、請求件数は伸び続ける一方です。

2015年12月から始まったストレスチェックとメンタルヘルスケア対策がどのような結果につながるでしょうか。

【過労死白書 P29 第5-12 図 精神障害に係る労災請求件数の推移】

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次が、精神障がいによる「過労死」の数を示すものです。

【過労死白書 P29 第5-13 図 精神障害に係る支給決定件数の推移】

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 平成27年度の精神障がいによる過労死は93件となっています。一年で行くと4日で一人が業務が原因で精神障がいにかかり、死に至っていることになります。

今後はこの数字が下回っていくことを願うばかりです。

 

つづいて、年齢別の支給決定件数です。

【過労死白書 P34 第5-20 表 精神障害の年齢別請求、決定及び支給決定件数】

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脳・心疾患による過労死は、比較的40代以上が多かったのに対して、 こちらは20代~40代の割合がかなり増えています。

グラフをつくりましたので比較してみましょう。

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そして、93名の方のうち5名が女性。1名は20代(その前年も1名)。

例の事件、支給決定は今年の10月ですので、昨年以前にも同じように亡くなった方がいたということになります。

 

今度は時間外労働の時間別です。

【過労死白書 P35 第5-21 表 精神障害の時間外労働時間数(1か月平均)別支給決定件数】

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ここでは、脳・心疾患の場合と違って、労働時間が伸びるほど亡くなる方が多くなっています。 

時間が少なくても過労死に至っているのは、過労とは異なって職場のパワハラやショックな出来事等が原因で「業務上」と認められたものがあるからでしょうか。

 

そして、雇用形態別のデータです。

【過労死白書 P35 第5-22 表 精神障害の就労形態別決定及び支給決定件数】 

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やはり正社員の割合が圧倒的に多いですが、正社員以外で「うち自殺」に当たらない支給決定件数が多くなっているのが特徴的です。 

 

最後に、精神障がいの支給決定に至った原因となる出来事が集計されていますので、それをご紹介します。

【過労死白書 P36 第5-23 表 精神障害の出来事別決定及び支給決定件数】

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決定を行った件数で、最も多いのは「上司とのトラブル」です。

 平成27年度は259件ですので、2日に1人以上は上司との関係が原因で精神障がいになったと思い、請求を行っていることになります。そして、実際に労災と認定されるのは21件、うち自殺は3件となっています。

その上の「ひどい嫌がらせ、いじめ、又は暴行」が決定件数151とかなり多くなっています。支給決定件数は、「上司とのトラブル」よりも多くなっており、うち自殺の件数もやや多いです。人間関係のトラブルよりも、いやがらせやいじめは証拠がつかみやすいからでしょうか。精神障がいの労災が認定されるには、「個人的な要因」が強くないことが求められていますので、そのあたりの関係かもしれません。

そして、同じように多いのが「仕事内容・量の大きな変化」です。

なによりも、こちらは支給決定件数が上の2つよりも多くなっており、自殺に至る人もかなり多いのが特徴です。

 

まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

まとめというより、個人的な感想をつらつらと書きます。

 

まず思ったことは、男の人がたくさん亡くなってるんだなということです。

平成27年度では189件が過労死認定され、そのうち6件が女性でした(3%)。

報道では若い女性の死が取り上げられ、大企業の対応が迫られていますが、働き過ぎにせよ、うつにせよ、今のところは男性にも注意が必要ということです。

もちろん、女性への対応も必要なのは言うまでもありません。

 

次に、過労死は年間200件程度で推移しているということです。2日に1人は、仕事の関係で亡くなっている。静かに祈るのみです。

 

そして、人が亡くなるのは過労だけが原因じゃないということです。

時間外労働ももちろん影響が強いと思いますが、職場環境や人間関係、仕事内容や仕事量もはたらく人にかなりの影響を与えている。

企業にとっては、精神障がいの労災認定に当たる項目をしっかりチェックして、社内に問題がないか改善に努めるべきです。

 

 最後に、残業問題については社内だけの問題では済まないという話をして終わります。

まず、こちらをご覧ください。平成27年度に過労死関連で調査された、要は「残業をなんでしないといけないか」に対する回答です。

【過労死白書 P36 第2-7 図 所定外労働が必要となる理由(企業調査)】

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言うまでもなく、「顧客へのイレギュラー対応」がほとんどの業種において圧倒的です。「業務量が多い」もありますが、業種によっては少なくなっています。

本来、仕事は「相手があってのもの」です。

企業もはたらく人も、無駄な残業など本当はさせたくない・したくない場合がほとんどでしょうし、会社もネットやマスコミが言うほどひどい会社ばかりかというとそんなことはありません。どちらかというと、まじめに、社員のことを考えている会社が多いと思います。

「ワークライフバランス」という言葉で気をつけなければならないのは、「誰までを含めて考えているか」ということです。

大手企業で、個人、あるいは部署のみで完結するワークライフバランスを考えていたらどうなるでしょうか。

月曜日の朝に会議があるからと言って、自分たちのワークライフバランスだけ考えて、金曜日の夕方になって取引先に「資料が欲しい」と言う会社が多くあればどうなるでしょうか。

さらに、回答を見ればわかるようにほとんどの人が「生産性が低い」とは考えていません。ネットやテレビで声高に叫ばれる現実とは違って、現場はそんな風には感じていないようです(もちろん、残業時間との関連で言えば、という話かもしれませんが)。

 

この記事が、みなさんの「過労死」「ワークライフバランス」に対する考えのお役に立てれば幸いです。

良いセミナー・イベントの企画

みなさんは、苦痛なセミナーやイベントを経験したことがありますか?

 

「もはやこれまで、時間がもったいない、帰るぜ野郎どもぉ!」

 

…と思いながらも、最前列に座っていて、連れもいるので抜け出せない。

 

熱心にメモを取る振りをしながら、実はぜんぜん関係のない自分がまとめたかったことを手帳に書き留める。

 

うすうすわかってはいたけれども、怖いもの見たさで、やってしまった感のあるセミナーに参加したハリー(経営者@福岡)です。

 

良いセミナーは事前情報から判断できる

先に断っておくと、僕が参加したのは

宗教系とか

ネズミ講系とか

ネットワーキングビジネス系とか

スピリチュアル自己啓発系とか

そういうのではありません。

無料でした。個人情報も取られてません。

「おっと、ここから先は払うもん払ってもらおうか」みたいなのもありません。

多分、御家元制度系の資格ビジネスを今後拡大したいので、周知のために開かれたのだと思います。

もちろん、そんなことは主催者を調べたので百も承知でした。

それでも行ったのは、同じテーマのセミナーやイベントが珍しく、僕が特に興味を持っているものだったからです。

 

次に、僕はSNSで情報を得て参加したのですが、当然セミナーの事前情報が書かれているページがあります。

良いセミナーは、詳細にわたって情報が豊富です。

優良なセミナーでは、参加する側の人のことを考えて、その気持ちを汲んで、色々な情報を掲載します。

登壇する人の詳細プロフィールはもちろん、そもそも有料なのか無料なのか、参加方法は何なのか、突然参加でもいいのか、問い合わせ先はなどなど。

それから、セミナーの流れについても少し細かめに書いてあることが必須でしょう。

大まかの部分にも書いてないような「あれ、そんなこと聞かされるの?」と思ってしまうものを、わりと多めに出されると辟易しますね。それが聴きたくて来たんじゃないんだけど、と。

スライドを作ってるなら、章立てでもよいので書いておくとイメージしやすいです。

さらに、参加型の双方向の仕組みを作っているなら、なおさら書いておく方がいいですよね。

 

そんなふうに、主催者側が「これを伝えたい、だから来てほしい」という気持ちと、参加者側が「知りたいこと」そして行ってみて「そんなの聞かされる予定だったの?」がないことなど、主催者側が伝えたい情報と参加者側が知りたい情報がバランスよく散りばめられていることが重要だと思います。

以上のことに気をつけることで、そのセミナーを主催しているのがどれくらいしっかりしてる人か、 ちゃんとわかっているかどうか、実績があるかがわかります。

実績があると、同じ失敗を繰り返さないように改善がどんどんされますし、何より「こうした方がいいよ」とアドバイスをくれる人が周りにいて、レベルが上がっていくからです。

 

立脚点(Why?)に共感できる

僕は今回のセミナーの話を聞いていて、痛感したことがあります。

「立脚点って大事だな」と。

原点、動機、出発点、言い方は何でもいいです。

その人が「なぜ」今のことをやっているのか。

どう感じて、どう考えて、行動したのか。

一連のなぜを説明されたときに、理解したり共感できたりします。

初対面だと、特に大事ですよね。面接とかもそうです。

 

で、今回のセミナーの人は立脚点が「ダメな会社で何もできなかった自分」でした。

いや、正しく言えば「ダメ会社とダメ社長、ダメ上司のせいで不満たらたらになり、自分は社会を救おうと思った」です。

こういうのは、発言の端々に聞こえてきます。

端的に言えば、「他責」が立脚点です。

それが原動力になったんだな、と。

はっきり言えば、その人に力も努力もなく、会社を変えることはできなかったわけです。

会社を変える所まで行かないまでも、その会社でやれたこと=実績がない。

で、職を転々とし、念願の独立を果たし、ちょっと長く続けた人事の仕事でやっている、と。

「組織に向かないオレってカッコイイ」

「オレ様がちょっとダメな社長ばかりがはびこっている社会を変えてやんよ」

そういう考え方を否定するつもりもないですし、それでうまく行くんならいいと思います。

でも、力のない自分、ダメな自分を認められず、現実から逃げているだけだと、結局行き詰まります。

というか、せめて少しでもお世話になったところに感謝の念はないのかな、と。

感謝の念を持っていると、人は謙虚になれます。謙虚になると、それが言動に表れます。言動が優れていると、人を引きつけられます。

ダメな自分とうすうすわかっていながら、その劣等感を隠すために「あいつらこそがダメで悪い、オレ様はエライ」と優越感にすり替える。

この論理のすり替え、気をつけたいところです。

 

僕の立脚点は、「もっといい組織をつくりたい」と思って挑んだ仕事を、志半ばで倒れてしまい、悔しい思いをしたことです。

その時、僕にはどうすることもできなかった。要は、力も経験も勉強も不足していて、そのステージではなかった。

僕はいちど社長にまで抜擢されたけれども、一気に転げ落ちたわけです。

高いところから落ちると、痛いですね。落ちる決心と覚悟でさえきついのに、ただのケガじゃ済みませんでした。

そんなマイナスの状態から、でも、やっぱりやりたいから、それが自分のライフワークだと思ってるから、もう一回道を変えて登りなおそう。そう思ったのが僕の立脚点です。

こんな風に書くと、僕の方がエライって言ってるように聞こえますが、そうではなくて、「違い」の問題だと思ってます。

レベルではなくて、ラベルが違う。だから、優劣の話ではないんです。だから、共感も関心もできなかっただけです。

 

何が言いたいかというと、立脚点を正しい論理で表明する、ということがセミナーやイベントでは大切だと思ってます。

後からとってつけたような言葉ではなく、ぎこちなくてもいいので、自分の言葉で、思いを伝える。

それに共感するかしないかは、同じラベルが貼ってある人なら共感してくれるでしょう。

100人いて、100人に好かれる必要はないんです。むしろ嫌われていい。

僕の他にいた参加者の方の中には、きっと関心された方もいらっしゃったと思います。

ただ、僕が「困ったな」と思ったのは、そんな立脚点を持つ御家元に共感して学ぶ人たちは、きっと会社からはもっと浮くんじゃないか、かえって会社をダメにするんじゃないか、ということでした。

社会はよい方向へも変わり、悪い方向へも動く。その繰り返しで、むずかしいですね。

 

主催者の質が場の空気を決める

まとめると、やはりその場を設計し、場を運営する人の力量ですべてが決まるということだと思います。

その力量は、組織やチームの態をなしているかどうか、実績があるか、実績はなくても安心感や信頼感が持てるかどうか。

行ってみて感じることは、そうした主催者の考え方や態度が、場の空気に現れるということです。

行ってみて「あ、なんか違う」と思ったら、帰った方がいいです。その空気が合う人と合わない人は必ずいます。

 

場を設計する人と、運営する人が分かれるのもありですよね。

家を建てるのは大工さんだけど、その家の設計は建築士がするような。

それぞれが強みを活かす方向で分担する形になります。

よく、運営をプロの司会の方が担当されるシーンも見ますが、やはり理由があってのことだとわかります。

 

半分以上、愚痴になってしまったような気がして申し訳ないですが、セミナーを企画・運営する人や、参加を検討する人の足しになればと思います。

 

追記:有料セミナーは質の良さの確率を高める

この記事を読んでくれた友人から

「かなりの数のセミナーは行ったけど、無料セミナーはやっぱり・・・なことが多い」

というコメントをもらいました。

「もちろん、有料セミナーの中でも行って損した、というのもある」とのこと。

 

有料セミナーの場合、私自身が主催しているためその経験から言えば

・「本気の人」や「テーマに意識・関心が高い人」が集まる

・主催する側も、お金をもらう以上は本気でやる

・結果的に、その場の質が高まり、雰囲気も良くなる

というメリットがあります。

一方で

・間口は狭くなる(講師の認知度が髙ければ集客は可能)

・内容について料金に見合うか、そうでないかの見極めが主催者側からは難しい(なのでフィードバックを必ずもらう)

・相場感が難しい

・「なんか違うな」と思われた場合は関係が切れる

などの弱みはあります。

ご参考ください。

30代男、福岡で起業して一年が経ちました

ハリー(経営者@福岡)です。

昨年10月に会社を設立して、もうすぐ1年が経ちます。

めでたく9月で決算を迎え、会社は第二期目へと突入しました。
約1年前に設立の経緯を書いたのがこの記事です。

 

harryike.hatenablog.com

 

今日は、一年を振り返って思ったことを書いておきたいと思います。

ちなみに、僕がサラリーマンを辞めてから4年が経過しました。ここは日本なので、何とか生きてはいけます。

 

運が良かっただけ

つくづく思います。

ここまでこれたのは運が良かっただけです。僕の能力があったわけでもないし、何か特別なことをしたわけでもありません。

謙虚ぶってるわけでもないし、謙遜したり卑屈になってもいません。客観的に見て、そうだからです。

なぜかというと、今年、同じタイミングで起業ができたかといえば絶対に無理だったからです。その前の年でも無理でした。去年じゃないとダメだったわけです。

僕はある企業とのコンサル契約を結ぶため、会社をつくりました。

そこに至るまでの重要なポイントは、企業側のキーとなる方とのお付き合いが1年半近く続いたこと、ただそれだけです。

その方のお計らいで、僕は契約までたどり着けた。

そして、その方は今年、別の部署に異動されて全く別の仕事をされることになりました。

だから昨年とはまったく状況が違います。だから、生き馬の目を抜くようなタイミングで僕は起業して仕事を始めました。こんなチャンスはもうやって来ないと思います。

 

フリーランスと会社には大きな差

「フリーでやってます」

「会社をやっています」

は大きく違います。超えれないほどではないですけど。

どうせ僕も今ひとり会社なので、フリーみたいなものと本質的には差がありません。

でも、色々違います。手続き的なものも含めますけど、なんか自分の感じ方が変わります。

会社をつくるまでは「自分、これからどうしようかな・・・」という考え方だったんですけど、いざ会社ができてみると「この会社、どうしようかな」となります。

がんばって大きくするのも、今のまま維持するのも、うまく行かなくなったらつぶすのも自由。でも、生みの苦しみが痛いほどわかっているので、つぶしたいとは思いません。多分、多くの経営者の方が、小さかろうが大きかろうが同じ気持ちを抱くんじゃないかと思います。

「つぶしたくない」「大きく育てたい」と、まるで自分の子どもでも見るような気持ちになります。よくも悪くも、これが会社経営の原動力になるように思います。

あと、周りの見方も変わります。こっちの方が大きいかもしれません。

世の中で働いている人のほとんどは、サラリーマンか、非正規雇用の人です。日本は会社の数が多いので経営者もその分多いのですが、比べてみれば圧倒的に雇われている人が多いのが現実です。

その人たちからすると、経営者というと一線を画すイメージがあるようです。僕より仕事も稼ぎもある人はたくさんいるんですけどね。 

それと、やはり経営者同士になったときに目線が同じになります。「こっち側」に来たな、と。もちろん、会社の規模はさまざまなので心の中でなんと思うかは人それぞれです。心ある方は期待もしてくださるし、対等に接してくださります。

経営者としてどこまで行けるか、そのステージにようやく来たんだなと思います。

 

自分のやったことがそのまま跳ね返ってくる

これはフリーランスでも同じかもしれないです。

基本的に、裁量権があります。自分で何事も決められます。もちろん、お客様との関係でいえば制約はあります。そのことをどう考えて、扱うかもすべて自分次第です。

 一生懸命がんばっても、サボっても、それがその分結果に現れます。だから、どの程度力を入れ、抜くべきか、何となくわかってきます。チームで仕事をするわけでもないので、仕事の進捗が手に取るようにわかって、見通しが立てやすくなります。

 

自分の強みと弱みが「まじで」見えて来る

 強みと弱みについては、僕が書いている別立てのブログで詳しく触れました。

 

workway.hatenadiary.com

 

会社をつくってからは、日々、真剣勝負です。

誰と戦うかといえば「自分」です。

ここには倒すべき社長や上司はいません。お客様とは戦っている場合じゃありません。自分が生きるか死ぬか、それしかないので、戦うのは常に自分とだけです。

そうすると、自分の中で「あ、こういうのは得意なんだな」とか「こういうところはかえってマイナスにとらえられるんだな」とか、そういうのがどんどんわかってきます。

プラスなところもマイナスなところも見つかって、もちろんそういうのは時と場所が転じれば逆転したりするんですけど、いつまでもマイナスなところってやっぱりあるんですね。そして、もちろんプラスでありつづけるところもある。

そういう自分とうまく付き合い続けないといけないので、よく自分を客観視します。

そして、伸ばすべき強みと、変えるかカバーするしかない致命的な弱みを認識しながら、日々を過ごしていきます。

 

お金に敏感になり、鈍感にもなる

大学生が新卒で民間会社に入社して、もっとも苦戦するのは何でしょうか。

それは「コスト意識」です。

数字が苦手な人も、得意な人も関係なく、お金のことはよく考えないといけません。

大企業になればなるほど、恵まれた環境に身を置くことになるので周りのあらゆるものが「所与のもの」、つまり、当たり前のものとして考えてしまいます。

PC、携帯、名刺、デスク、電気、水、トイレ、文房具、交通費、宿泊費、教育、先輩や上司からの指導などなど。

会社が苦しくなると、経費削減などで急にコスト意識が強くなったりもしますが、それでも身の周りの経費に限られるでしょう。

上の立場に立つほど、会社にかかるコストには敏感になります。広い範囲を見ることになるので、色々なものがお金に見えてくるわけですね。人さえもお金に見えるという会社もある。

したがって、会社経営するとコストに敏感になります。その一挙手一投足からお金が出て行きもするし、もしかしたら生まれるかもしれない、そんな感じ。

一方で、正直にいうと会社のお金に対してどこか鈍感になる部分もあります。

僕のようにひとり会社だと、自分の懐と会社の財布は同じようなものだと一般的には思われるようですが、なんか薄皮一枚あるような感覚になります。

決して自由には使えないお金なので、そうなるわけですが、反面、使える部分については使ってしまおうという気になる。

それが大きな罠かもしれません。僕もそれで大きな失敗をしました。

 

税金は払ったほうがいい

これは会社をつくった当初から思っていましたが、最終的に法人税は払う方がいいと思って黒字化を目指しました。

僕の会社は資本金100万からスタートしています。

これは、吹けば飛ぶような数字ですが、資本金1円からつくれる時代からすると、外から見た時にある程度は確保してるんだな、と思われます。

それは「信用」の問題です。

平成26年度の国税庁納税データによれば、66.7%の企業が赤字でした。ちょうど3分の2が赤字なわけで、残りの3分の1は黒字です。

どうやら日本には税金を払わないようにできるならそうしたい、という思いがあるようです。確かに、場合によってはどんと持っていかれますからね。

将来的に、融資を受けたり投資を受けたりすることを考えた場合、最終的に決算書と経営者の姿勢や資質で判断されると思っています。

そうなると、経営者の部分での判断は自分ではコントロールできないので、せめて決算書を見せて恥ずかしくないものにしたいというのが僕の思いです。

そうやって、少しずつ信用を積み重ねるしかない。

 

ひとりはつらい

ある日、やや遠方に仕事に行くことがありました。

余裕をもって現場についていたのですが、準備を確認していると持ってくるべきものを忘れたという致命的なミスをおかしていることに気づき、一瞬頭の中が真っ白になりました。

そのときは、これもたまたま偶然運がよく、非常にお世話になっている方がわざわざ届けてくださって、一命をとりとめました。

会社をひとりでやっていると、いつも誰かが助けてくれるわけではないので、そこがつらいところです。ミスをおかなさいことがもちろん大事なのですが、だって人間だもの、で限界はあります。

困ったときだけではなく、何か前に進もうと思うときやアイデアが欲しいとき、なんでもいいので話し相手になってほしいとき、自分ができないことをやってほしいとき、そういうときはやはり一人より二人、二人より三人だなと思います。

会社は必ず大きくしたいと思っているので、早く一緒に船に乗ってくれる人を探したいな、とその前に乗る船をなんとかしないといけないわけですが。

 

ブラック化した自分が当たり前だと思ってはいけない

世間では「ブラック企業」の問題で騒がれています。

ブラックが行き過ぎて過労死で亡くなってしまった方たちのことを思うと、胸が痛くなります。

年間200件もの過労死が認定されている日本の社会で、将来的には社員を雇うことについて色々と考えます。

基本的な生活を守るのは最低条件としても、どうやったらやる気を出してもらえるんだろうかとか、離職しないでもらえるんだろうか、とか。

僕は、プロフィールでも名乗っているように「組織屋」です。組織運営に関係することは普通の人よりも知っていると思います。組織を動かすのは人ですので、人がいかにはたらくか、どういった制度や仕組みを作るか、それが中心的なテーマです。

しかし、頭ではわかっていても、なかなかやれないこともあります。また、わかっているのに失敗することもあります。

この一年、働き方には気を付けていましたが、やはり普通のサラリーマンはやらないだろうなという仕事の仕方もしていました。僕は夜眠くなるのが早いので、深夜まで労働することはありません。が、その分休日をつぶしたり、深夜ではなくても遅くまで仕事をすることはありました。

経営者なのでどれだけ多く働いたところで給料は増えませんし、残業代もありません。逆に、通常の労働時間という概念もないわけです。

これが当たり前の経営者は、自分がブラック化していることになかなか気づけないと思います。サラリーマンをやった経験があれば、まだわかりやすい。サラリーマンっていいな、と思ったりもします。

ブラック化した人は、他人をブラック化します。闇が、色々なものを闇に引きずり込むようなものです。

それだけは良くないので、将来社員を雇うことになったらここは意識しないといけないと思います。

 

同じ一年はやってこない

最初に書いたように、去年と今年ではまったく状況が違います。

お客様側の体制も変わり、業績状況によるプレッシャーもあって、雰囲気が違います。

この場をどう乗り切っていくかは、こちらの手腕次第です。

来年はあっさり切られるかもしれないし、つなぐかもしれない。

まさしく、お客様は神様です。こちらの運命線を握ってます。

一方で、僕のステージが変わると同時に、出会える人やこれまでの人間関係の質が変わってきました。自分の成長している部分もあれば、変わらないなぁと思うところも多々あります。

ようやく、商売のことがなんとなくわかりかけてきたし、市場の反応についても考えるべきことが出てきました。

それに、これまで積み重ねてきたことが次の何かにつながるかもしれない、といった淡い予感もあります。

僕は、以前会社を辞めてから、これだけは続けようと思ったことが2つあります。

人と会うこと

勉強すること

この2つは、必ず続けていこうと思っています。

僕の会社がこれからどうなるか、それは神のみぞ知ることですが、自分なりの目指すところをもって、これからもやっていきたいと思います。

また一年後、どのようなことを書くことになるか、自分自身がこれから楽しみです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

人と話すことの意味―日常に変化をつける会話

ハリー(経営者@福岡)です。

昨日は人と話すことの意味を、あらためて強く感じました。

人と話すことには大きく5つ意味があると思ってます。

 

口を動かす

ものすごく根本的なことから行くと、口を動かすと脳が活性化するということです。

引きこもりの人と会うと、表情があまりありません。顔の筋肉を動かしてないのも関係していると思います。

そして何より、人と話をしてないので口が開きません。しゃべっても中途半端にしか開かないので、声が小さいし、かむ。なんて言ってるかわかってもらえない。ここであきらめると、ますます人としゃべらなくなって悪循環に陥りますね。

口や手足を動かすと、体の運動をつかさどる脳の部分が活性化して、思考を司る部分にも良い影響を与えるようです。

そして、前向きな話をするとなおさら脳にいいことが起きます。

おしゃべりは意味がないことではなく、脳にも体にもいいことをしているってことですね。

 

考えが整理される

ひとりで黙々と考えていても、考えはなかなかまとまりませんし、いつまでも時間が過ぎます。

紙に書くこともとても意味のあることですが、紙に書くのが面倒であれば人と話をして、それから書くこともいいですね。

うまく話そうとか、かっこよく話さないといけないとか、正しいこと言わないといけないとか、そんなのはぜんぶ思い込みです。捨てましょう。

たどたどしくてもいいから、話すことをやめないでいると、だんだん話せるようになってきます。これは、聴き手側にもテクニックがいることですが。

そして、話すうちに、自分が何を考えているかとか、何が大切なのかとか、そういうこともわかってきます。話すことで、話が整理されるわけです。

したがって、なんかわからないけどもやもやしてるときや、詰まってしまったときは話のバランスを取れる人、つまり、聴くのを7、話すのを3くらいでやってくれる人と話すことです。そんなありがたい人が周りにいない場合は、「話をとりあえず聞いてほしい」ということでお願いして話をするといいかもしれないです。

そもそもそんな人と話をするのが苦手だという人は、自分と話すことです。考えるだけでは自分と話すのは難しいので、やはり紙なりパソコンなり、携帯なりに自分の考えを書き出して、それに対して思いついたことを書き出していくのがいいでしょう。

僕も今これを書きながら、どこに向かっているかわからないまま書いています。ただ、「話すことはやっぱり大事だ」ということだけ考えて、文章が出てくるままに書いてます。僕もこの間、自分と話をしています。

 

ストレスが緩和する

人と会って話をすると、ストレスがやわらぎます。

いや、そもそも人と会うことがストレスなんだけど・・・という方は、ストレスにならない人を見つけるか、やはりインターネット経由でコミュニケーションを取るということになるのでしょうか。

女性のおしゃべりはかなり長く続くようです。気をつかう必要のない相手との話は、いつまでもつづくようですね。逆に、自分の話ばかりする人がいると、その人と会って話すことがストレスの源になるので、逆に関係を切った方がいいのかもしれません。

もちろん、あなた自身がそうされないためにも話のバランスが大事になってくるわけですが。

でも、それなりに人間関係ができていれば「不安や悩みがある」という話から切り出すか、さりげなく弱音を吐くことで、相手は聞いてくれる方に回ると思いますが、どうでしょう。どんな人が周りにいるかで変わりそうですね。

 

情報を交換する

人と話すことの意味は、情報交換もありますね。

自分が知らないことを相手から聞いたり、こちらが知っていることを伝える。新しい話題を意識しながら話すと、会話はより長く、楽しいものになるかもしれません。

 

人間関係を築く

テレパシーが使えたら便利なんでしょうけど、そういうわけには行きません。

学生時代にバイトしていたとき、すぐ近くにいるのにチャットで話しかけて来る同い年くらいの人がいて、「なんだかなぁ」と思った記憶があります。

メールやインスタントメッセージ(LINEなどのチャット)のやり取りに慣れてくると、そちらの方が便利に感じるのでしょうか。

でも、それって人間関係をよりよいものに築けているのかな、と。別にあんたとは関係築きたくないよ、というメッセージだったのかもしれませんが。

何にせよ、その場にいる話したことがない人と関係を築くには、話をするしかないですよね。そういうときはおしゃべり、雑談がものすごくいいですね。

単なるおしゃべりではなくて、何かのテーマについて深く話をして、相手の考え方や価値観に触れるとよりその人のことが理解できて、より関係が深まります。逆に、嫌いになってしまうこともあるかもしれません。

そんな会話を「対話」というのでしょうが、あなたの日常には対話がどれくらいありますか。

正しい答えのない話を、まじめにやってみるのもよいものです。

昨日は、そんな対話によって救われる部分もありましたし、はっと気づかされる部分もたくさんありました。

一歩踏み込んだ話をするってとても勇気のいることですが、一度超えてしまうと想像もしなかった世界が広がります。そして、そのおかげでまた前に進めます。

 

雑記でした。