読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ハリーのタカの目ブログ

起業日記になりそうな予感

ポジティブ心理資本とは

こんにちは、ハリーです。

人間関係に悩んでいる、毎日の仕事で疲れている、日常生活に飽きた、もっとこんなことをしたいのになかなかできない、やりたいことが見つからない、生き生き活動している周りの人がうらやましい・・・

など、そんなみなさんへ今回ご紹介したいのが「ポジティブ心理資本(Positive psychological capital)」です。

ポジティブ心理資本の4つの要素

ポジティブ心理資本は、最近はやりの「ポジティブ心理学」の研究から発見されたものです。

ポジティブ心理学は、2000年ごろにアメリカの心理学協会で提唱された考え方です。それまでの心理学は人間の負の心理側面やマイナスの感情に注目していました。

逆に、人は元気が出るときがあったり、やる気を維持して何かに取り組んで目標を達成することもあったり、人を助けてもっと意義のある人生にしようとしたりします。なので、人間が人間らしくあるために必要な部分に焦点を当て、人間のこころを解明しようとする、それがポジティブ心理学の考え方です。負の側面も人間らしいものだと、僕は考えてますけど。

ポジティブ心理資本は、4つの要素から成っています。

  1. 高い自己効力感
  2. 楽観主義
  3. 希望
  4. 弾力性(レジリエンス

高い自己効力感(Self-efficacy)

難しい課題や仕事に直面したとき、困難な状況にぶつかってしまったとき、みなさんの心はどう反応しますか?

「ダメだ・・・自分にはできない(だって××だから)」「あ、ムリムリ。パス」

と思う人もいれば

「自分にはできる!」「やってみれば何とかなるんじゃね?」

と思う人もいます。

自己効力感は後者の心理的な反応で、ある状況で設定された目標を「自分にはできる力がある」と自信を持つことです。

子どものころからスポーツや音楽、勉強、ゲーム、何でもいいのですが、自分の今のレベルよりも高い目標、あるいは、高く見える壁に立ち向かって、越えていった経験がある人はすぐにピンと来るのではないでしょうか。

特別なものではなくて、料理でもランニングでも、趣味の分野でも誰もが何かしら経験したことがあることだと思います。それを継続して自分を磨き続けていけるかどうかが、ポイントでしょうか。

特に、仕事においてはレベルの高い内容や複雑なもの、これまでに経験したことがないものが多くあります。周りのサポートを得ながらでも、逃げずにこなしていく経験を積むことができれば、身の内の財産になることは間違いないでしょう。

そういった身の内の財産が、自分の心の資本となって、人生を前向きにとらえる後押しをしてくれるのだと思います。

楽観主義(Optimism)

「大丈夫、何とかなる」

「なるようになる」

最近、そう思ったことがどれくらいあるでしょうか?

実際に、何とかなるかどうかはその後の行動や状況の変化によるのですが、少なくともスタート地点で悲観的になりすぎず、オープンな可能性について考えてみることも大切だと思います。

そして結果についても、ポジティブなものについては「内なるもの」、つまり自分や自分が所属する組織のおかげであると考え、ネガティブなものには「外のもの」のせいで、柔軟に考える傾向を楽観主義の人は示すんですね。

何でも人のせいにするのは人間関係上よくないと思いますし、自分を責めすぎる人はともするとうつ病などになってしまいます。適度に内と外のバランスを取れる楽観的な人は、良い自己評価にもつながることにもなって、精神衛生的にもよいわけですね。

そして、物事を前向きにとらえることで、将来的な成功や目標達成につなげて考えられます。

希望(Hope)

希望を持つというより、どちらかと言えば「希望が持てる状態」や「成功の具体的なイメージがある」といった方が適切です。

自分が向かうべきゴールが頭の中ではっきりしていて、そこに向かう道筋も具体的になっている状態。つまり、「成功感=目標見てるとなんか成功しそう」と「プロセスの自己設定=これってこうやればできるんじゃね?よし、やろう」の2つの要素によって成り立つものです。

何かよくわからない状況でやみくもに「希望を持て」とか「何とかがんばれ」とか、すぐに精神論に行くのはよくありません。ある状況や問題に直面していて迷っている時に、「落ち着くべきところ」「向かうべきところ」はどこで、次に何をすべきなのか、そういった具体的な話に落とし込むことが必要です。

ところで、少し話はそれますが東京大学の社会科学研究所では「希望学」といって希望をテーマに研究することが進められています。

「極限の状況下では、かえって希望を持たない方が生き残る例がある」、つまり状況によっては早い段階で絶望している方が、淡々と生きていける、そういうこともあることを示しているのが面白いと思いました。

弾力性(Resilience)

ここ数年で、レジリエンス=再起力という言葉が流行してきました。

災害を受けた地域が、原状またはそれ以上の姿に復興する。それを人に例えて、逆境や困難にぶつかっても、そこから立ち直ってしなやかに生きていく力レジリエンスと呼んでいます。

企業や組織で生きていくには、こういった力が必要で、ストレスとかあつれきがあっても、それにめげずにうまくやっていこうよ、だからレジリエンス身につけていこうよ、というわけですね。

心も浪費ばかりせず、貯金(貯心?)しよう

資本、という言葉が使われているのは、自分のプラスの経験や状態を記憶してしっかり胸に刻み、後々の人生に有効活用しようということだと思います。自分のエネルギーを、本来使うべきでないところに浪費して貯金をマイナスにするのはやめましょう。もっと別の側面に目を向けて、必要なときに前向きになれるための自分のエネルギーをためる貯心をしましょう。これは僕が勝手に考えました。

人間関係の改善や、問題の解決も、結局は自分に余裕がないとできないことです。どこかで負の連鎖を断ち切るには、そのことについて思い悩むのをやめるか、そもそもの関係を断つか、自分が変わるか、です。

よく、年のいったオジサン方が「昔はこうだった」などと武勇伝や過去の成功事例を語って若い人や女性たちに嫌がられるシーンを目撃しますが(僕も気をつけよう)、これもひとつのポジティブなオジサンの心理資本なわけで、どうにか目をつぶってやってください。

ただし、「前はこうだった」といって時代に即した業務改善しないのはただの職務怠慢です。新しいことへの免疫がもはやなくなっているオジサンも、成功イメージが今後も持てるように、配慮しないといけないのが面倒なところですね。

 

質問はなかったのに後で質問がめっちゃ来た話

 こんにちは、ハリーです。

前回の記事「質問が出ない時の効果的な方法」では、多人数でも少人数でも「手を挙げるのが恥ずかしい」とか「何を聞いたらいいかわからない」といった恐れや不安をうまくやわらげて、質問が出やすい空気をつくる実践的な手法をご紹介しました。

さて、今回は「質問が出なかったのに、後になってメールでめっちゃ質問が来た」話です。

終わった後に質問に来る人

よく、セミナーや研修などで中身が終わったあとに、個人的に質問に来られる方がいらっしゃいます。他の人からもそういう話は聞きます。

そのことが悪いわけではないですし、「終わった後も個人的に質問を受け付けます」と宣言される場合もありますし、スピーカーと個人的に話をしたくて、というのも理解できます。

それでも、終わった後に質問に来られる方は少いときは0~1人、多くて2~3人じゃないでしょうか。1人1つくらいの質問なので、大体3~4個答えて終わりとなります。

メールで来た質問の数

さて、今回私宛に後日メールで来た質問は、なんと9個でした。前回の記事で触れていますが、この質問を寄せたのは200人超のパネルディスカッションのときに参加した方々です。

質問、あるやん(笑)

しかも、内容はわりと濃い話もあったので、もしあの場で共有してくれていたら、もっと有意義な時間になっただろうと思いました。

人間は楽な方の機会を利用する

それで、何でそんなことになるんだろう?と思ったんです。

結論は

後でメールで質問しても、答えてくれる楽な機会が用意されているから

だと考えました。

今回、大学生の講義の一環で話をしたので、学生は講義終了時に書くシートに、ついでに質問も書いていたわけで、それを取りまとめてわざわざ「回答してくれ」と大学の方がメールされてきたんですね。

人間、楽な方に流されるに決まってます。わざわざ人前で質問するよりもシート書いとけば後でどうせ教えてくれるし、と。

だからこのメールが来た時に若干腹が立ちました。

結局、大学側がこういうことするから学生がいつまでたっても主体性とか積極性が持てないんだろうと。

細かいことですがこういう対応とか姿勢によって、大学のレベルが知れてしまうわけです。教員や事務方の人たちの、外部の人間に対する接し方で、彼らのレベルだけでなく、おのずと学生のレベルもわかってしまう。

もちろん、これって会社も一緒なんです。会社の客観的な雰囲気は外部からしかわからないので、社員の方の振る舞いで会社のレベルがわかります(もちろん、ちゃんとしているところが”いい会社”とはかぎりませんが)。

仕事柄、色々な大学に顔を出しますが、やはり複数を比較するとその大学のレベルがわかってきます。偏差値とは関係ないかもしれません。偏差値が低くて中身もひどいところもあれば、偏差値が高くはないけれども何か一生懸命やってて質の高さを感じる、というところもあります。一概には言えません。

質問の内容

講義では、「社会で求められる人物像」「大学生のときに心がけること」というテーマで話をしました。

その中で私が伝えたかったことは

  1. 外に出ろ。活動を自分の大学の中だけで完結するな(視野の狭い学生は就活で失敗する)。

  2. 挑戦して失敗しろ。経験値ゼロは、いつまでもゼロ(面接で何もPRできない)。

  3. 本を読んだり人の話を聞いてインプットしろ、そして、自分もアウトプットしろ(面接で、社会人と自然に話ができない学生は落ちる)。

  4. 人の優秀さは学歴や能力では決まらない。習慣によって決まる。いい習慣を身に付けろ(例えば、あいさつする。人に感謝する。敬意をもつ。約束、時間を守る。反省して、謝るべきことはきちんと謝ること。準備を怠らないこと)。

  5. 中毒性のものを減らして、生活習慣を見直せ。特にスマホには注意。

といったところでした。もちろん、実際はこんな命令口調ではないのでご安心ください。

この話に対して学生からどんな質問が来たか、それと僕の回答を一部ご紹介したいと思います。しかし、いかんせん相手の意図がその場で確認できないので、やや抽象的な答えになってしまうのが残念なところですが…

 

①情報をインプットできてもアウトプットできない人はどうすれば良いですか?

アウトプットできない、というのは単なる思い込みです。

今の世の中であれば、ネット上でブログやSNS、動画などアウトプットはいくらでもできる機会があります。

また、公式な発信でなくても、先生や友達との会話の中でテーマとして話題に出すこともできます。

まずは、100%のものとか完璧なものなどは考えず、まとまっていない状態で話してみる、あるいは、書いてみるということがアウトプットになります。

それを続けると、インプットの質が変わってくるので、良いサイクルを回してほしいと思います。

 

 ②スマホを持つことは結局良いことではないということですか?

講義の中でも繰り返しましたが、スマホは否定していません。私も仕事や私生活でも有効活用しています。

考えてもらいたいのは、それをすることで自分にとってどれくらい良い意味があるか、ということです。ゲームや友達とのやり取りも、プラスの意味があると思うのでやめる必要はありません。

しかし、習慣としてどれくらいの時間をそれに使うかは、よくよく見なおして、他に意味のあることができるのでは?ということをお伝えしたかったのです。

 

 ③採用面接で一番重要視されるポイントは何ですか?

 一番は、自然なコミュニケーションが取れるかどうかです。

次に、熱意(やる気)と論理的かどうかが大切です。

最後に、自社に来てくれるかどうか(志望度の高さ)も重要になってきますが、大体の学生さんが「御社が一番です」と言うので、あまりあてにはなりません。

他にも採用基準はありますが、これは会社によって異なるので一概には言えません

「これをやっておけば絶対OK」というようなものはないので、運も関係します。

最終的には、他の応募者の学生と比べたうえで、会社と「合う」「合わない」で判断されます。

 

④人の力には限界があります。どうあがいても現状を変えられず無力さを感じる時、どうしますか?

自分ひとりで何でもできると思っていること自体が、まちがった思い込みです。

したがって、限界を超えるためには他人の力を借ります。

もし自分の努力でなんとかできるようなものであれば、努力して改善する以外ありません。

根本的に自分の考え方や物事のとらえ方を変えない限りは、周りにも変化は起こせません。それをするには、まずは自分の行動や習慣の根元にあるものに気づくしかないです。

ただ、時間が経てば自然と解決されるものもあるので、あまり思い悩みすぎないことも大事です。

 

 ⑤学生に必要な能力は何だとお考えですか?

自分で考える力と、行動の積み重ねです。

自分と同じかそれ以下のレベルの人と一緒に活動したり日々をともにしても成長はありません。また、その人たちがやっていることと同じことをやっていても、考える力は生まれません。先生や本、外部の人との交流によって自分を高める必要があります。

その刺激を通じて、自分で考える力が養われます。したがって、まずは行動してみる方が先かもしれません。それが成功しても、失敗しても、どちらでもよい経験になると思います。

 

 ⑥日本の会社では「空気を読める」ことが大切ですか?

 
日本の会社でも外国の会社でも、「人の気持ちがわかる」ということが大切だと思います。

日本で言う「空気を読む」が具体的にどういうことかは私もわかりませんが、タイミングと場をわきまえて、社会人としてふさわしい行動や言動を求められることは間違いがありません。

自分の考えや主張を持つな、ということではなく、丁寧な発言や振る舞いをしなくては、周りからは信頼されないということだと思います。

したがって、お客様や周りの社員の気持ちを察して、言われる前に行動に出るなどのプラスの意味で考えれば、空気を読むことは大切です。

しかし、会社として間違っていることや違法なことをしているのに、それに対してあえて何も言わないという空気の読み方は、マイナスだと考えられます。

人間関係においては、空気を読むことがよい場合もありますし、かえって読まずにいる方がよい場合もあります。そこは、どういった人たちが周りにいるかで、自分で考えるしかないと思います。

誰と出会うか、誰と一緒にいるかで人生は決まる

答えを考える中で、一番彼らに伝えるべきだったのは「人との出会い」の大切さだったかと思い当たりました。

自分を高めてくれる存在が周りにいるか。

自分が今の環境で成長を実感できるか。

学習の機会があるか。

結局は、自分と同じかそれ以下のレベルの人と付き合っていても、自分に変化はないということです。

社会人だろうが学生だろうが、その同じかそれ以下のレベルの人たちと同じことをやっていたら、差がつかないということになります。最近、人事の人たちがよく口にする「ほとんどの学生が同じに見える」というのは、そういうことにつながっているのでしょうか。もちろん、現象の奥には根深いものがあるのかもしれませんが。

そんなところを、次の機会ではもっと話せたらと思います。

「質問はありませんか?」-「…(しーん)」 質問が出ない時の効果的な方法

こんにちは、経営者@福岡のハリーです。

またしても前回記事から数ヵ月が経ちました。3月から仕事のみならず個人的な事情も怒涛のように立て込んで、筆を取れずにいました。

ようやく少し落ち着いたので、久しぶりに書きたいことを書こうと思います。

人前に立ったときの景色

仕事柄、よく人前で話すことがあります。

数十人から多い時は数百人。対象は学生だったり、会社だったり公務員だったり。

前から見ていると、聴いている人たちの様子がよくわかります。

学校の授業でこそこそと何かをやっていたとき、「なんでばれたんだろ?」と思った経験はあるでしょうか?

あの時の先生の気持ちはよくわかるんです。

前から見るとバレバレです(笑)

バレバレって、しかもこそっと何かをやっていることがばれるのではなくて、人の様子や雰囲気もよくわかります。

あ、この人よく聞いてくれてるな、とか、あぁあの人全然やる気ないなぁ、言葉届いてないなぁ、とか。

そんな様子を察知しながら、こちらも何とかしようと手を打ったりします。

それがうまく行くときもあれば、進行の都合上、手当てができなかったりします。

集団心理ー手を挙げることのむずかしさ

そんな中、話がひととおり終わってから、会場の雰囲気を一瞬で引かせる言葉があります。

「何か質問はありませんか?」

さーっ、っと聞いている人たちから波が引いていくのが目に見えるような感じです。

あの引き波現象、なんなんでしょうね。

あまりにもよく見る光景なので、結構考えます。

ひとつは、本当に何も聞きたいことがない、ということ。

つまり、もう聞きたいことはぜんぶ聞いた。お前の話はもういらん、と。

それから、何を聞いたらいいかわからない、というパターン。これも多そう。

でも、やっぱり一番多いのは、聞きたいことはあるけど恥ずかしいから聞けない、というパターンではないでしょうか。あるいは、みんなの前で手を挙げてリア充視されてめんどうくさい思いをしてまで聞きたいような質問はない、と。

そんな集団心理があるように思います。

先日も、200人くらいの前で話をして、そもそもが質問を受けてからこちらが話すという内容深掘り型のディスカッションだったのですが、聴き手側にまったく手が挙がらない(その場はいつもそうらしい)。仕方ないから進行役の人が、色々と尋ねてこちらも話をすることになる。

で、話していてこう思うんです。

「これって、聞いてる人たちがほんとに聞きたいことなのかな?」と。

サービス精神旺盛なハリーなので(?)、意識高く聴いてる人に何とかしたいな~とか思ったので、最後のコメントのときに「恥ずかしいかもしれないけど、手を挙げて聞きたいこと聞いた方が、その後の人生変わるよ」って言っておきました。

また、こういうのは進行側の問題でもあるんです。何回やっても手が挙がらないのは、もうそういうパターンに陥ってしまって、誰も変化を起こす人材がいない、ということなのでこれはどげんかせんといかんのです。

それで、進行側の人には「ひとりでは手を挙げにくいだろうから、前さばきとして、分かれているグループや隣の人と話し合ってもらって、グループ代表ってことで質問してもらったらいい」とアドバイスしました。こっちも、聞きたいことに応える方が充実感出て来るからですね。

その場は、結局誰からも質問が出ずに、終わった後も特に出てきませんでした。ひょっとしたら、聞きたいことは何もなかったのかもなぁと思っていたところ、残っていた人をつかまえて「何か聞きたいことないんですか?」って聞いたら、少し考えたあとに「ハリーさんは今おいくつなんですか?」とか「僕たちにアドバイスされていたことって、昔は実践されていたんですか?」とか聞いてきました。

質問あるやん(笑)

おそらく、その程度のことを手を挙げてまで聴く必要はない、といったところでしょうか。しかし、どんなレベルのことでもいいので切り込み隊長がいると、そこから「あ、そんなことでもいいんだ」と思って、結構あとに続く人も出て来るものです。

色々考えながら、その場を後にしました。

心理を逆手に取る

それで、後日、同じ場所で別のプレゼンの機会がありました。

終了後、質問は?と聞くと、やはり同じ引き波現象が。個人的に指して「何かないの?」と聞いても、やはり出てこない。

それで、この間考えたことをやってみるか、と思って言ってみました。

「じゃ、みなさんこれから、隣の人と次のトピックについて話し合ってみてください。」

「ひとつめは、説明の中でよかった点。ふたつめは、マイナスだと感じた点。そして、あ、これ気になる、と思って聞きたいと思った点。じゃ、5分差し上げます」

それで、眺めていたら、こちらが渡している資料をもとに何やら話し始めました。うん、よさそうな雰囲気。

5分後、「みなさんどうでした?じゃ、そちらのグループからどうぞ」

と言うと、印象に残った点と、彼・彼女らが聞きたい質問が出てきました。

4グループくらいありましたが、結果は

■良かった点:4つ

■質問:4つ(あるグループでは2つ)

となりました。

質問あるやん(笑)

テクニック

ここで使ったテクニックは

意見や質問を個人レベルから集団レベルへと引き上げる

というものです。

私が個人的につかまえて聞いた学生は、本人にとってはささいなことでも聞いてみたいと思うことがあった。だけど、心理的に聞けなかった。

これは、質問の内容・レベル=個人、という図式に本人が勝手に思い込んでいるからです。つまり、自分の発言や質問を、自分の人格と結びつけている。なんか、かっこいいこと言わないといけないとか、なんか意味のあること質問しないといけないとか、そんな思い込み。

しかし、対話ってのはいきなり深いところから始まるわけではなくて、ちょっとしたやり取りや情報を聞いて、相手に興味を持つことからいいスタートが切れると思うんです。

なので、最初はしょうもないと思える質問でも、集団みんなのためになるならそれでいい。

そしてどんな質問でも、あたかもそれが「みんなが聞きたかったこと」であるかのように、集団の意識へと共有・昇華させることで個人の色彩が薄まる、ということが大きなポイントです。

実際、こちらからするとグループで出て来た質問は、誰がどんな風に思って聞いてきたかはわかりません。単純に、あぁそういうことが知りたいんだな、と客観的に思えるわけです。つまり、個人的な意図とかしがらみとか、そういうのがない分こちらも軽く構えられる。これは、お互いにとって良い効果です。

聞いてる側はどうしたらいいの?

さて、これを書きながら、人前で話す方=場をコントロールできる方にいる人には役立つけど、聞いてる側にいる人はどうしたらいいんだろうか、という疑問が出てきました。

これについては、別の機会に。三カ月後になるかもしれませんが・・・(笑)

社会保険に加入してみた

こんにちは、ハリーです。

会社をつくってから一昨日でちょうど4ヵ月となりました。ありがたいことにまだつぶれずになんとか生き残っています(笑)

ところで、今月から社会保険に加入してみました。

いや、「してみた」っておかしいわけで、会社法人であれば役員だろうが社員だろうが、一定の条件でお金を払う場合は社会保険に加入しなければならないのです。

社会保険の根拠法

これは、健康保険法厚生年金保険法という2つの法律によって定められています。個人事業主でも常時5人以上雇っていると支払わないといけないとか、細かいことはいいんですけど、とにかく会社法人だったら役員報酬や給与を支払うときは、この2つの保険料を払うんです。

違反するとどうなるか

で、これ義務なんで違反すると罰則があります。6か月以下の懲役または50万円の罰金となってます。

社会保険に本来加入すべき(給与を払っている社員がいる)なのに、加入申請をしていなかったりすると、これはもう違反になるわけですね。

社会保険料は会社と個人で折半って知ってましたか?

では、なんで違反するんでしょうか?

簡単です、会社負担のコストが高いからです。

みなさんが毎月給与明細をもらっているなら、社会保険料の欄で健康保険と厚生年金でがっつり引かれているのを見て、「なんで俺病院行かないのに・・・」とかぼやいたことあるかもしれません。

実は、それと同額を会社は毎月国に支払っています。税金なんです、これは。

社会保険料は毎年のように徐々に上がっていますし、都道府県によって若干の料率は違うみたいなんですけど、要は額面の給与の約30%くらいが課せられていて、それを支払う側と受け取る側で半分ずつ支払ってるんですね。

案外このことを知らずにサラリーマンやってる人が多くて、「給料が上がらない」とぼやいたり会社の愚痴を言ったりするんですけど、会社はみなさんの給与額面+15%のコスト負担があるということくらいは知っておいてよいと思います(だからといって、卑屈にならなくていいのです)。

40歳以上の方は、さらに介護保険も1~数%はそれぞれ負担していることになります。

会社が本当に支払ってるかどうか

最近「社会保険を払ってない会社がある」ということを時々耳にします。

最初はふーんくらいにしか思ってなかったんですけど、会社は社会保険料を折半せずに済むので、せいぜい額面の給与と雇用保険(折半ではない)を払うくらいでしょうか。ひどいところは雇用保険も払ってないかもしれません。

こうなると、社員はもらった給与の中から自分で国民健康保険国民年金を払う、ということになります。

しかし、これは繰り返しになりますが義務違反なので、支払ってもらわないと国としては困るのです。だって、国民年金だけ取ってみても今は毎月1万5千円くらいですけど、これって毎月の給与を10万以上払うと厚生年金はだいたい1万7千円~8千円くらいになるんで、差額がありすぎるんですね。

「こいつ(厚労省)、動くぞ・・・」

毎日のように介護問題、社会保障費増大、少子高齢化の話題がちまたにつきません。日本の税収が今後右肩上がりに伸びるとも見えません。これからもっと介護保険とか医療保険使う人が出て来て、年金受け取る人も増える、若い人は減るってのに、財源どうすんだ、という話になるんです。

そこで偉い人は考えました。払うべきものを払ってもらおう、と。

昨日の日経新聞第一面がそれでした。厚生労働省が本格的に動き出すようです。

www.nikkei.com

 

先ほど、罰則は懲役6ヵ月以下または罰金50万円って書いたんですけど、どっちかというと当然過去の滞納分を払え、という話になると思います。

時効は2年なんで、仮に40歳未満のひとりに月額で額面10万円くらい払っていたとして、福岡県の平成28年3月分の料率で考えると

ひと月:健康保険料10,504円+厚生年金保険料18,541円=29,045円

一年間:12×29,045円=348,540円

となります。

この金額は中小零細にとってはつらい。だって、元々つらいんだから払ってないんです。

最悪なケースで行くと表面的には毎月社会保険料を給与から控除しておきながら(給与明細にはそう記載している)、実際は加入していないパターンです。こうなると、会社はそのお金を別のことに使っていて、しかも個人はその間ずっと未加入ということでとんでもないことになります。

厚生労働省が摘発に行った時に、これは原則として会社が払え、という話になると思うんですね。社長が社員に、「すまんけど半分よろしく」なんて言えるんでしょうか?僕だったら絶対に言えません。でも、不正するつもりではなく、払いたくても払えず、負担を減らしたくて、言えなかったとしたら、今はその気持ちはわかります(そもそも雇わなきゃよかったやん、って言うのは正論なんですけど、経営ってそういう側面もあるものなんです)。

払わないってどんな感じなのか

 ところで、僕は今回初めて自分に給料(役員報酬)を出さないといけなかったので…って書くと、ややこしいんですけど、基本的には事業開始時から3ヵ月以内に役員報酬の支払方法について決めないといけません。法人税法で決められています。別に途中で変えてもいいんですけど、増額するとその分が損金にならない。つまり、多く税金を払わないといけなくなるんですね。だから、3か月以内に決める。

それで、僕の場合は1月がタイムリミットだったんですけど、あれこれやっているといつの間にか時間が過ぎてしまっていて。

で、あんまり大きな声では言えないんですけど、給料を1月に払ったことにはできるんですね。そうなると社会保険料どうなるんだろうと思って、管轄の年金事務所に電話で聞いてみました。

社会保険の加入は月をまたぐことはできない

というお姉さんの丁寧な対応だったので、それってどうしたらいいんですか、と聞くと

1月分は国民年金国民健康保険ですか?であれば、それはそのままで。

とのことだったわけですね。

それで、ははーん、と。法人から個人に給料が支払われる事実については、厚生労働省側は関知できないということなんですね。だから、自分から申請してもらわないといけない。一方で、国税庁は会社がどれくらい給料を支払っているかはわかる。

 なので、会社側は給料を払っていても、だんまりを決め込んでしまえば加入義務のある社会保険料を支払わなくても済む。

マイナンバー効果

今回マイナンバーが導入されて支払情報や税金の情報を、国税庁厚生労働省が共有するシステムができれば、どこが払ってないかすぐにわかってしまいます。

今までは、「給料払ってそうなのに、社会保険加入してないのはおかしいぞ・・・」といった疑惑ベースで調査をしていたのが、今度からデータで根拠が出てしまう。ある意味で正直者はバカを見ない世の中になったと言えます。しかし、これでたくさんの会社がつぶれるでしょうし、ある意味で職を失ってしまう人も出てきてしまうと思います。格差は、進む。

無理のない範囲で給料を出すしかない

僕は今ひとりしかいないし、しかも給料と言ってもほとんど標準報酬月額で言えば最低レベルの金額しか出せません。それでも、上記のように年間で言えば何十万円というお金をひねり出さないといけないのです(今は、僕と会社の財布は一体みたいなものなので)。

色々悩んだんですけど、将来的に会社に誰かに入ってもらって、給料を払おうとしたときに、「いや、ごめんね」、なんて言えないなと。というか、言いたくない。

そんなわけで、2月から加入することにして、社会保険の手続きを言われたとおりにやることにして、昨日書類を郵送しました。申請に必要な書類などは日本年金機構のホームページからダウンロードできます。

 「社会保険料は会社にとって負担が重い」というのはずっと聞いていましたが、いざ、自分のこととして考えてやってみると、ほんとに大変だなと思います。

参考までに、福岡県の社会保険料率を画像で貼っときます。見方は、自分の額面の給与(手取りじゃなくて)を左から2番目の報酬月額の範囲がどこか探して、健康保険料ところで40歳未満であれば10.10%、40歳以上であれば2号被保険者、厚生年金の方はたぶんほとんどの人が一般被保険者なんで、左側の17.828%のところを見てください。

折半額が会社と個人が負担してる分です。40万以上給料もらってる人は、知りません(笑)

f:id:Harryike:20160225170914p:plain

 

そんなわけで、またひとつ壁を超えた感じになりました。

来年は給料上げられるかな・・・

会計ソフトfreee(フリー)を使ってます

こんにちは、会社設立から1ヵ月と2週間くらいが経ちました、ハリーです(笑)

あっという間に前回の記事から1カ月が経過、もう色々な意味で記念すべき2015年が終わろうとしています。

今回は、個人事業主・フリーランスの方も、起業したばかりの方も、会計ソフトについて考えている方の役に立つかも、と思って書きます。

会計ソフトについて悩む

独立・起業してぶち当たるのが経理の問題です。

そもそも何をどうしたらよいかわからないと、全て人任せになります(これが引き起こすリスクについては後ほど)。

簿記を勉強していたり、決算書が読めたり、経理の経験がある人は、コスト削減のために会計ソフトを利用して、決算だけを税理士に任せるといったことも考えるかもしれません。

僕の場合は後者で、ある程度のところまでは自分でやっておきたいし、そもそもコンサルティングという業態では経理が単純と言えば単純なので、やはり自分でやることを考えました。

そこで、どうやって記帳作業を行うかという問題に当たります。

エクセル?アクセス?

さすがに難しい。

そうなると市販のソフトが良さそう。実際にヨドバシカメラに行って、会計ソフトのコーナーで色々と見てみました。

主だったものはこれらのところでした。

ネットでも見てみました⇒比較サイト

以上に加えて、freee(フリー)もありました。今回はちゃんとした比較記事ではないので、詳細は比較サイトをご覧ください。

小規模であれば、このあたりの検討で十分かなとも思っていますが、勘定奉行はやや中規模対応なので相応しくないかもしれません。

最初は、前評判どおり弥生会計で行こうかなと思い、ヨドバシカメラで半ば決めかけていました。

しかし、やはり今後のことを決める大事なことなので、実際どうなのか使っているユーザーさんのブログなどを参考にしてみました。

元々弥生で気になっていたのは、スタンドアローンタイプで、ローカル・インターネット環境で作業を行うという点でした。

PCの故障やOS等のアップグレードのことを考えると、やっぱりクラウドがいいのではと思っていたことも事実です。

それに、金額の面が気になっていたのです。

ソフトを買うのはいいものの、それで終わりなんだろうか?と。パッケージを見るだけではその辺りのことがよくわからなかったんですね。

そこの部分をはっきりしたかったので、検索して該当するブログを探したところ、「弥生はバージョンの際に費用がかかる」というものを見つけました。さらに、ある程度の簿記知識があれば要らないようなサポートを定額で払うなどの点も気に入りませんでした。

うーん、だとしたらやっぱり止めた!これも経営判断

確かにビジネスモデルとしては、いったん買って終わり、となると成り立たないので理解はできます。でも、何となくやり方が好きじゃない。結局、経営って好き嫌いなのかもしれない、と自分で思った次第(笑)

では、どうしようか?

と思っていたところ、そういえば知り合いの経営者がfreeeって使ってたなぁと思い、元々気にもしてたので調べてみたところ、クラウドだしこれで行くか!と決めました。

元グーグル社員の佐々木大輔さんが開始したサービスということを知って、googleユーザビリティ(使いやすさ)の高さは好きだったので、freeeもそういった観点で作られているんじゃないかと思ったのが大きな理由です。

freeeの良さ

名前はフリーなんですけど、無料ではなくて(笑)

金額は

【個人向け】980円/月(11,760円/年)
【法人向け】1,980円/月(23,760円/年)

となっています。

毎年コストがかかることを考えると、めちゃくちゃ安いというわけでもありません。

ちなみに僕は、年間利用を一括支払いしたので19,800円/年(1,650円/月)となりました。このあたり、割引のやり方がうまいな、と。

それで、実際使ってみてよかったことを挙げます。

  • やっぱり使いやすくわかりやすい(ユーザビリティが高い)
  • 作業の効率化が細かいところで意図されている(googleらしい候補予測など)
  • ネットバンキング・クレジットカードのネット明細を自動で記帳してくれる(他のソフトはどうか知りませんが、これはすごいと思った)
  • 請求書も発行できて、消込がソフト上でできる
  • 勤怠管理・経費精算などのプラスアルファ機能が充実(ウチは社員がいないのでしばらく使いませんが)
  • 領収書のスキャンデータを添付できる
  • クラウドなので税理士による共有もできる
  • スマートフォンとの連携もできる

こんなところです。

簿記の知識が一定程度あれば、freeeの機能で十分だと思います。

さらにすごいな、と思ったのが、いくら知識があっても実際わからないことがあるので、そういった人たちのために「経営ハッカー」という情報サイトが充実していること。

何でも100点かというと、そうでないところもありますが、特にデメリットを感じるところはありません。

既にサービス開始から3年経っているので、色々な方が良さについて書かれていると思いますので、迷われている方はぜひご参照ください。

なぜ会計を自分でやるのか

一定の収入があって仕事以外のことには時間を使いたくないのであれば、税理士や経理代行事務所にすべて経理業務を丸投げするのもありかと思います。

決算報酬だけでも最低10万以上であることを考えると、プラスアルファを払ってでも本業に集中すべきなのかもしれません。

しかし、僕は過去に自分の会社の数字について他人に任せっきりで、把握してなさすぎる経営者を何人も見てきました。

そういった会社は、たいていの場合大きくなれません。

自分の会社が今どれくらいもうかっていて、今後どれくらい数字が見込めるのか。

何の費用がもっとも割合を占めていて、どのようにすれば改善できるのか、あるいは改善できないのか。

改善できないなら、どのようにして手当するのか。

そういったことを考えられない経営者は、結局は行き当たりばったりでやっていて、一喜一憂、気づいたら「お金がない」と言っている。

つまり「数字に弱い」ということで、これは経営者としては致命的だと僕は痛感しました。

もちろん、わからないならわからないなりに、他の人に任せるにしても、やはりそれは社内の人に任せなくてはダメで、経営のパートナーになれそうもない税理士に任せるというのは言語道断だと思います。

「税理士がこう言ったから」という理由で営業や開発などの経営判断にまで影響を受けてしまう経営者もいるようですが、よほどの人でない限りは参考程度にした方がよいだろうと思っています。

自分で記帳するメリットは、日々の数字がその時その時にチェックできることです。

freeeはホーム画面でものすごくわかりやすい収支状況のグラフを表示し、さらには通期の見込みまで親切に出してくれるので、これも良い機能だなと思います。

ということで、決してステマなどではなく、個人の感想として書かせてもらいました。

将来的にどうなるかはもちろんわかりませんが、会計について悩む方の参考になればと思います。

固定電話の設置と起業の経緯

起業 キャリア

こんにちは、ハリーです。

地味な記事ばかりですが、恐らく会社を設立するとどんな方も行き当たることかと思うので、今回は固定電話の設置の話です。

会社固定電話のメリット

いまどき、小規模事業者が固定電話を設置する意味はあるのでしょうか。起業した友人には、携帯電話だけという人もいます。

あらためて考えてみると

・信用の問題
 -固定電話もないのか、と足元を見られることがない。

・電話回線を引くのはタダ
 -昔は高かったので固定資産に計上されることもありましたが、時代の流れですね。

・自宅に電話線を引いていれば、追加回線は月額が安い
 -うちはKDDIなので、月額+500円で使用できました。

・携帯電話に転送できる
 -KDDIでは電話機から簡単に転送設定できました。オプションの申し込みが必要ですが、これもお客様相談センターに電話して依頼すると30分くらいでできます。もちろん無料のサービスです。

会社固定電話のデメリット

逆に、デメリットです。

・電話機を買わなければならない -FAXもつけると数万円~程度かかります。

・追加回線の場合、スイッチングハブも必要-これは電器屋で数千円。

・設置の手間-わかる人がやればすぐ済みます。

こんなところでしょうか。

総合すると、追加回線での利用ができればコストも初期費用以外は安く押さえられるため、将来的に人を雇うことなどを考えるとある方がよさそうです。

また、会社の登録などで固定電話番号の記入を求められることもあるので(時代遅れなのかもしれませんが)、やはりある方がいいのかもしれません。

 

ちなみに、転送電話はふつうに携帯電話にかかってくるのと同様になるので、これがどこ宛にかかってきたものなのかは実はわかりません。

今のところ僕は公私混同で携帯電話を使用しているので、将来的には転送先の携帯電話を会社用のガラケーにした方がいいかな~と思っています。

ところで本業は

会社設立の話ばかりしていますが、本業を回していくことこそが重要なわけで、それはもちろん表向きに何も書かないだけでぼちぼち進めています。

早い話がコンサルティング会社なのですが、主に組織経営、組織開発、人事・採用支援といったところとなります。

社長と言っても、社員は僕一人。1年先までは見えているものの、その先はわかりません。本業の話も書ける範囲で書いていけたらなと思っています。

ちなみに、サラリーマンのときよりもやっぱり毎日充実していて楽しい時間は多いです。

が、不安ももちろんあります。

でも、僕の場合はもうそんな不安と一緒の生活を3年以上もやってきたので、「あ、ここは日本だし、なんとかなるんだな」とだいぶたくましく、というよりもふてぶてしくなったのかもしれません。

キャリアを考えたら今しかない

僕は組織が好きな人間なので、サラリーマンとしてそれなりに安定した生活を送ることを何度も考えたことがありますし、一度やったことなのでやろうと思えばきっと前よりもうまくやれると思っています。

しかし、つきつめれば所詮は他人のものである会社が与えてくれる社会的な地位や給料というものは、100%信頼できるものではありません。また、失ってみてわかるのですが、そんなものがなくなった瞬間、色々なものがリセットされます。人間関係も、看板や肩書に寄って来ていただけで、それを失えばかなりさっぱりします。

もし40歳とか50歳になって、会社という看板とかそこでの社会的な肩書を捨ててゼロからやるというのは、とても無理だろうななと直感的に思いました。それは、体力的にも、思考的にも、会社の中でしかつくれないネットワーク的にも。

それで、だったらやれるのは今だけだろうということで、やれるところまでやることにしました。

その壮大な実験開始が、今から3年前。その時は起業のきの字もなかったのですが、結局は3年経って起業することになりました。

そういった意味で、まだ実験、というよりも試行錯誤の日々といった方がよさそうです。

いたずらに起業ばかり考える必要はない

僕はまわりの人に起業を勧めようとは思いません。

結論から言えば、色々なタイプの人がいるので、その人に合った生き方を探すだけということになります。

自由な環境で生きる人もあり、かえって死んでしまう人もいます。

言われたことをやって給料をもらうことがものすごく向いている人もいます。

 そんなものは、ひとくくりには分けられないし、人が自分なりに見つけていくしかないと思います。

だから、他人と自分を比べてあれこれ卑屈になったり優越感を覚えたりするよりも、他人と自分を比べて、そのあとにそこから見えた自分と、自分が思い描く自分を比べればいいのだと思います。

他人は、鏡みたいな存在なのであって、決して自分のものにはなりませんし、マネもできません。

それでやっぱり起業だ!という人は、コメントでもメッセージでもいただければご相談に乗れると思います。

もちろん、組織で生きることに悩んでいる人も。

それではまた次回。

会社設立届と同時に異動届

起業

こんにちは、ハリーです。

すったもんだがありましたが、先日、独力+インターネットで無事に会社を設立することができました。

ネット申請をすると、システムから通知メールが届くだけなので「あれ、ほんとにできたの・・・?」と、のれんに腕押しな感じがします。

申請者 様

申請番号 ××××
手続名 登記申請書(会社用):株式会社,特例有限会社,合名会社,合資会社合同会社,外国会社

 上記の手続が「手続終了」となりましたので,お知らせします。

登記・供託オンライン申請システム

それで、法務局法人登記課に電話で聞いてみることにしました。

待っていた落とし穴

 担当の方に会社名を問い合わせると、すぐにシステムで検索されて「はい、設立されていますね」と。あっさり。

しかし、ここでやっぱり大きな落とし穴が待っていました。

申請時、設立日は11月で記入していたはずなのに、なぜもう設立されているのだろうか・・・?

実は、登記申請をした日=会社設立日、という大常識を知らずに早い方がいいかと思って進めたところ、自分が想定していたよりも早く会社ができてしまったわけです。このあたりが独力でやることの大きなリスクです。相談できる人が周りにいた方がいいわけですね。というか、申請する前に聞けばよかったのですが・・・「もう設立されちゃってますね。記入は関係ないです」あっさり。

これは参った。

なぜかというと、定款では11月設立なので決算は来年10月末。でも、設立は10月下旬。

そうなると何が起きるかと言うと、会社の第1期目は1週間で終わってしまうということです。

(ノ∀`) アチャー 

あきらめるかorあきらめないか、それが問題だ

1期目が終わるということは決算が早く来るということなので、決算作業が簡単とはいえ、消費税法第9条《小規模事業者に係る納税義務の免除=課税期間中の売上高1,000万未満の新設立会社は2年間消費税の納付が免除される》による特典が受けられません。

それに、せっかく会社ができたばかりなのに、もう期末?え、決算?ってなんだ、と。

もちろん、独力でやっている以上、そういう落とし穴があるということは重々わかってはいたし、これは仕方ない…と思ってあきらめていました。

ある友達に相談したところ、気持ち切り替えていくしかないな、という話だったのですが。途中から、決算期って変更できるんじゃね?という話になりました。

決算期の変更については知っていましたが、もうさすがに無理なんじゃないとか思いつつ、二人で色々調べてみると、やっぱりできないんじゃないか、いや待てよ、どうやらできるらしい、ということがわかりました(!)。

しかし、その条件をよく見ると

「やばい、明日までに税務署とかに届け出らないかん!」

まさかのときこそ真の友

すでに〆切前日の夜9時。

あきらめムードも漂う中、やれるだけやるべし、と、鬼の事務作業が始まりました。

会社設立届ほか(会社ができた後に提出する)の書類もまだ提出していなかったため、細かいことは省きますが、決算期を変更するための異動届というものを同時に出すという荒技で行くことになり、急ぎ準備に入ります。

ちなみにその友達は素性を明かせませんが、行政関係に強く、きっとこうすればなんとかなるはず、案外行政ってテキトーだからと、書類の一部を作成してくれました。めちゃくちゃ助かる。まさかのときこそ真の友って、こういうことなんだろうか。

僕も提出先(管轄税務署、県税事務所、市町村税務課)と残りの必要な書類印刷しまくり、代表印押しまくり。

まったく初めての書類ばかりだし、普通は士業の人がするようなものなので時間がかかるかかる、終わったのは12時。

家に帰って、なんとかなりますように、と祈りながら寝る。

あきらめたら、そこで経営終了ですよ

安西先生のそんな言葉で目が覚め…るわけもなく、目覚ましでいつもより早く起きて、さっさと法務局へ。

まず法務局に行って会社謄本をもらわなければ話が始まらない。

今は印鑑カードってのがあって、すぐに手続きできて便利。印紙だけは最後までアナログなままなんだろうか。ネット申請もできるが、〆切の関係で郵送待ってたらムリだったので、こういう時は直接が一番。必要部数もらって、まずは税務署へ。

ドキドキしながら担当してくれた方に事情を説明すると、色々と確認しながら最後は理解してくれ、「大丈夫です」と。少し時間はかかったけど、何とかなりそうな様子。

や、やった。友達にも報告。

次は県税事務所。

書類を二種類見せると、何も言われずすんなり。あれ、結構よくあることなのか…?

最後は市町村の税務課へ。

設立届はすんなり行ったものの、同時に異動届となると混乱して色々書類を確認され、最後は理解してくれた問題なし。「税務署と県税には行かれた?ああ、じゃあウチが最後ですか。じゃあ、ウチもそろえないと変なことになりますね」と。

そう、ビンゴ。多分力が強いのは税務署>県税>市町村税だと思ったので、税務署に最初に行ってOKなら後は大丈夫だろうと目論んでいました。こういうところだけは想定通り行く、と。

善は急げ。しかし、仕事を急ぐことが必ずしも善とは限らない

そういうわけで、創業から自分が掘ったような落とし穴にはまりまくりでしたが、無事にやるべき手続きも終わり、決算期の変更もでき、ありがたい友人のおかげで失敗をカバーできたということでした。

あとは銀行口座開いて、今後の展開やら会計をどうするかなどを考えないといけません。

数年前から思っていたのですが、ある仕事を早めに終わらせることが、必ずしもいいことにつながるとは限らないということです。

つまり、自分の知らないことがあったり、調査を怠ったことによって、いつの間にか先の方に落とし穴が用意されていて、急いだがためにかえってはまってしまうことがあるわけですね。

石橋を叩いて渡る、ということもやはり重要だなぁと改めて確認した次第です。

会社設立届と異動届は同時に提出できる

ということで、今回は設立届と同時に異動届は出せる、というこれもまたマニアックな結論のご紹介でした。

このパターンで行くと、また何かあるな。

経営ってそういうものな気がしてきた。